俺の中二病な彼女は可愛い

夏蓮

第1話 中二病

「我の名は、光の女神 光霊神 未来帝女王だ!して、闇の王 暗黒神 暗帝王よ。冥日は、契約の日であるな」

「ああ、そうかもな」

今、光の女神 光霊神 未来帝女王とか言っちゃている人こそ、俺の彼女、妃玲奈きさきれいなだ。

つまるところ俺の彼女は、中二病である。

なんというか………周りから見られるときは、少々、だいぶ、恥ずかしいのだが。

なんたって、俺の彼女は、容姿端麗だからな。

まあ、容姿だけだけど、容姿端麗と言ったら頭脳明晰っていう勝ってなイメージあるけど、俺の彼女である妃玲奈は、底辺中の底辺だし……それに運動神経もものすごく悪い。

「暗帝王よ。冥日は、どこへ、我をいざなってくれる?」

「映画館だな」

「映画館?っふ、やはり、暗帝王こそが我にふさわしいな!では、行くとするぞ、暗帝王!」

「はいはいわかりましたよ」

うん、やっぱり、恥ずかしいな。

でも、可愛いからOKだ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る