第11話 名前の由来?

「っ!」クリステンはマーガレットとアクアの髪をほどき、少しボサボサにした。

「!!」二人は泣きそうになつた。

「ほ、ほーら、やっぱりお前ら、アネモネとジェイドだ!」クリステンはまた訳の分からない事をした。

「なぜ化け物のお前らがここに居る?」クリステンは何かを見破いたかのように言う。

「っ!」二人はうつむいた。マーガレットは少し涙が出た。

「ほ、ほら!ビンゴだ!おい!アネモネとジェイド!さっさとこの村から出ていけ!」そうクリステンが言った瞬間

ドンドン!

バリン!

出ていけ!出ていけ!

と外から窓に石を投げつけられたりした。

(ひ、ひどい)アメーリエは泣きそうになった。

「どうしてこのような事をするんですか!?」アメーリエは抗議した。

「『どうして』ってこいつらが化け物だからに決まってんじゃねーか!」クリステンは説明した。

「この方達は化け物なんかでは──」アメーリエが何かを言おうとした時マーガレットはアメーリエのそでをつまんで首を振った。

「どうしてです?マーガレット様、こんなに言われて悔しくないんですか?」アメーリエはマーガレットに怒るように聞いた。

「それにアネモネとジェイドってなんです?」アメーリエは続けて聞いた。

「このマーガレットは昔、色んな人の心を読み、手柄を横取りした!そして付けられた名がアネモネだ!そしてそのアネモネを裏で支えて知恵を貸していたのがこのアクア、名付けられたのはジェイドだ!分かったか!」クリステンは怒りながら言った。マーガレットとアクアは泣き崩れた。

「.......」三人はだんまりになってしまった。

「ほら!さっさとこの村から出ていけ!」クリステンがもう一度言うとまた外から

出ていけ!さっさと出ていけよ!

と怒りの声がマーガレット達に向けられた。

「...行きましょ」マーガレットが小声で言った。

「...はい...」アクアもそれに同意し、二人はうつむいたまま立ち上がった。

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