第8話 病院での会話

「う、うぅ...こ、ここは?」先に目が覚めたのはアクアだった。

「ここは病院です。他の患者さん達はいないのでこの病室はアクア様とマーガレット様だけですよ。」アメーリエは優しく説明した。

「そうなんですか.....あ、いたた...」アクアは起き上がろうとした。

「あ、まだ起き上がってはいけません。」アメーリエは起き上がろうとしたアクアを止めた。

「あの、お医者様を呼びたいのですがどうしたら人見知りは直りますか?」アメーリエは厄介な人見知りを一時的に無くす方法を聞いた。

「僕の場合はお姉様が知っている方や、お姉様が普通に話せる人とは普通に話せるのですが...」アクアの人見知りはマーガレットが直らなければいけないのだ。

「そうなんですか...それではマーガレット様が起きるまで待っててください。」アメーリエは人見知りがとてもめんどうなものと分かった。その時、

「う、うーん?...あれ?ここどこ?」とマーガレットが起きた。

「あ、マーガレット様、ここは病院です。他の患者様はいないのでこの病室はマーガレット様とアクア様だけです。」とアクアの時と同じように説明した。

「あの、お医者様を呼びたいのですが、どうしたら普通に話せますか?」

「えっと、アメーリエの時みたいになんて言う名前なのか分かれば普通に話せるわ」マーガレットは少し戸惑いつつも説明した。

「お医者様の名前は、クリステン・レーンと言います。今から呼びますが気を失わずに話せますか?」アメーリエはマーガレットにお医者さんの名前を教えた。

「多分...話せる...わで」マーガレットはあまり自信がないようだ。そしてアメーリエはお医者さんを呼んだ。

「こんにちは、私、クリステン・レーンと言います。治療費の事なのですがお二人方は勝手に治療されていたので私達は何もしていないのですが、どうしましょう?」クリステンは治療費の相談を何か信じられないという顔で説明した。

「本当は何円だったの?」

「えぇと、二人なので、5680億7934万6000円です。」クリステンは計算機で計算し、答えた。

「それじゃあそれだけ払うわ。」マーガレットはなぜか手元にあった6000億をクリステンに渡した。

「いいのですか!?私達は何もしていないのですよ!?」クリステンは驚きながら言った。

「いいのよ!あとお釣りはいらないわ、めんどうだから」マーガレットはサラっと答えた。こういう場所ではなぜか上から目線だ。

「ありがとうございます。お姉様が御無礼をいたしました。申し訳ございません。これ、ほんの少しですが...」アクアがクリステンに渡したのは5670兆円だ。

「こんなには入りませんよ。こちらが失礼な事を言ったのですから。」クリステンは迷惑などを掛けたらダメだと即座に気づいた。

「遠慮は入りません。どうぞ貰ってください。」アクアは優しい笑顔で言った。

「それに動けないから数日間ここに泊まらせてもらうわ。」マーガレットもさりげなく言った。

「ほへぇ〜〜!」クリステンは少し驚いたような、困ったような感じになった。

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