悪のためらいは壊れない
物語に出力されない嘆きを棄てられない
いつも善に負けて没落していく者への無関心
復讐が、復讐でしか言い表せない終わりの影
仲間達の友愛が裏切りに向かって前進していくとしても
食らい尽くせない闇市への渇望が暴力の誘惑を腐敗させる
英雄の名前が破壊に関する諦めを導き
無意味になった調律の鼓動に変わる龍滅が
偽善の弾痕を虐殺の平和に向けて放つ
夢となった虚空、醒まされることのない不法
死が怨恨の何を滅ぼすというのか
神々となった天災の、幼い不言の殺戮で
音楽の荒廃を汚染された封印が詠われる
どうでもよさの憎悪が書かれた解釈の予言を
兵器の預言された召喚で追放する
心情の不壊なる絶望に偶像同士の対立が
殲滅された雷同の記憶された永遠を中継する
色褪せた黄金の、交わされた約束の墓場
何を語っているのか、泣くものは泣け
笑う者は勝者の植民に屈服し陶酔の思い出にすがる
病み付きになる遊戯への熱狂 秘められた魂の壊変
知性にすがる奴隷達の野蛮に公正さの期待は憧れる
わからない言葉 放置される沈黙 思考の衰弱
音もなく沈む堕落の深淵でもがき続ける快楽の園
相姦の禁忌でさえ構築される啓示に運命を知る
善悪の彼岸が、いや旅人にとって余計な質問だ
苦悩の時間に高尚さを見出だすのは無駄骨だ
審判は訪れない 復活は最悪の混沌を時代に遺伝させる
引き裂かれるだけの劣情 甘美さを正義にもたらす狂気の蜜
だがこれじゃない これじゃないという叫び
打鍵することが徒労ではなく我慢できなくなる
皆殺し 復讐 破壊 悪の形容詞はどうしようもなく陳腐だ
何をためらっているのか? 探求の誠実さ?
公正さの威厳が仮面に張り付いているだけさ
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