第6話☆街の名は!
日本から あやかし連合が来て早や1年 最大の試練が今訪れている。
「大和であろう!ここは!」
「いえいえ 大正にしませんか?」
主に2人が激闘?激論?を繰り広げている どっちも第が付くのか…(正直どうでもいい街の名前なんて)
2人の熱戦を見聞きしつつ お茶を飲み これまでの1年をダイジェストを回想する。
異世界に到着して直ぐに空から偵察した先生の情報では、四国か九州程の大きな『森』が今現在我々が居る場所であり。
また まともに意思疎通出来る者に遭遇も、1年経った今現在に至るまで居ない…
出会う者は『ゴブリン』『オーク』『コボルト』など人型モンスターを筆頭に、『獣型』『虫型』のモンスターが主であった。
人型モンスターにコンタクトしようとしたが…強烈に発情されて天気持ち悪くて「見つけ次第 潰せ」と命令してある。
最初からの計画通りに出現場所の転移門周辺に『拠点』を作る事にした。
異界転移門(鳥居)が有るためで、コレが壊されると異界転移門が100年後にどこに出現するかはランダムに成りかねないためである。
現在は力を失い ただの鳥居であるがコレが俺達の『最大防衛拠点』なのは説明のしようも無い事である。死守あるのみ!
この転移門が有る場所は『此方の神』の指定した場所で有る事もここに拠点を作る理由の一つである。
『あなたが用意した場所で○○しました』と良い訳も出来るためである。
実際此方の世界は魔素が途轍もなく濃いため『あやかし連合』の面々の使う妖術など桁違いのパワーを見せるためでもある。
ふとした切っ掛けで 俺TUEEEEなんてする奴が現れるかもしれない…そのための保険でもある。
まず金剛に地面に『金剛裂破』なる見た目単なる 御餅つき(金棒バージョン)に見える、を地面に炸裂させてもらい半径数百メートルに大地震&木々の倒壊を起こしてもらう。
この技は地面の中で鬼気を円形に爆裂させる技で有るため、いい感じに地面を耕せて木も根っこごと掘り返せる土木系の技(嘘)だ。
鬼力を武器か素手で対象内部に指向性を持たせて爆裂させる技が(正解)
その時に手に入った丸太を 先生(大天狗)に板などの建材に『風裂』で加工してもらい、小鬼やらその他の妖怪に『神社』『家』『防壁』『砦』と作ってもらい、何やかんやで1年程で立派な街が出来たのであった。
流石に江戸時代の日本の村と町を再現したのでソコソコ時間がかかったが、田畑の作成の方がその倍の時間を要した。
皆が素人(当たり前か)だった事と 田植えや種まきから収穫などの農業は非戦闘系妖怪に一任した事も時間がかかった一因かもしれない…その辺は徐々に改善しつつあるのだが。
最初にアチラ(日本)で書類選考した時にはそこまで考えていなかったが、日本の妖怪は非戦闘系が異常に多い!どいつもこいつも!人間を驚かせる系か お手伝い系とか…妙に非力だったりする。(ゴブリンの方が倍強い)
戦闘系は 戦士系の鬼と 法術系の狐 その両方の天狗と特殊系の4系統が居る…三大悪妖怪を筆頭にその眷属系が戦力の主軸 ありがたいのが特殊系の『鵺』幼い子供の鵺だがその戦闘力は3強に迫るほど強く使える事だろう…少々お子様なので無理はさせられないが(超可愛いいし)、後 鎌鼬が地味にいぶし銀な戦力としてて活躍していた。(偵察部隊)
砂かけ婆や子泣き爺も居るが…彼らは農家の知恵袋として想像以上に役に立つ存在だったりする。(真面目にやればだが…都合が悪くなると石か砂ってやめろー)
あとは天照様に渡されている例の『種』だろうか『元神』なども混ざっているので期待はしている。
妖力ポイントを貯めて『発芽』させれば復活するらしい…妖力ポイント?ああこれ?あの駄女神がくれたチートなる物の一つである。
「現状確認」
名前 玉藻 伊織(女)
年齢 2
レベル 28
体力 143000 (+10000)
妖力 603400 (+20000)
力 870
技 960 (+500)
術 4300(+1000)
魅 4500(-3000)
妖力ポイント2300P
スキル 傾国の美女 傀儡 九尾(9) 妖術(九尾)
装備 天の十二単 八咫鏡(小) 白面
色々ぶっ壊れていて強いのか 弱いのか 分からないのと 装備の+幅が何か不本意ではある 合計の数値が出ないのもジミに気に入らない…中途半端感が半端ない…帰ったらお仕置きかな?
スキルの 傾国の美女は※権力者を国を傾かせるほど魅了する。
傀儡 魅と術の数だけ死者を操れる
九尾 それぞれ9種類の分身を作り出せる。
などである ゲーム感覚で『異世界移住』しろとか…まあ 便利?か?便利なんだよな?一応チートだからお仕置きは保留か?な…
さて…期待の『種』を見てみるか
『貧乏神L50』5000P『疫病神L30』3000P『虎狼狸』10000P
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『種』はまた今度…で良いよね?先ずは地盤を確り固めてのんびり99年待てば…
「アマテラス――――――――の!ばか…」
皆が驚愕顔で一斉に俺を見た 何でsかぁ?~少しe~キャラ崩壊しただけです~てへ(汗)
「「「アマテラスで!」」」
こうして 我らが移民都市アマテラスは命名された。
しかしこの『種』危険すぎる!異世界を滅ぼせとでも?
『虎狼狸』(ころり)その名の通り 虎 狼 狸 が合体した姿をしている。
江戸で流行った、病気の根源といわれ恐れられたのがこの妖怪である。名前は3つの動物の読み方と、コレラがなまったためによる。
生物?兵器?パンデミックで国家ぐらいなら滅亡の火種ぐらいには成りそうだ。
他の2神もダメ押しで…俺TUEEEE出来てしまう?
それと自分は死霊使いなのか?コレじゃあ悪妖怪みたい…
開拓はすこぶる順調である! 我らが移民都市アマテラスにお立ち寄りの際は砂をかけられ背中に重い石がのり…顔の無い人や提灯的な何かで歓迎いたしますぜひ御出で下さいませ♪
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