中年が行く! アニソン語り【約1,900文字】

■端書き


これはアニソン好きによる(アニソン好きのためではない)アニソン好きの文章である。わたしの趣味に世間での知名度や人気を加味して、アニソンことアニメソングについて書きたい。年代順に、曲名と歌手を記してとりとりめのないことを書こうと思う。ネタバレはしていないつもりである。


ときに、俗にいうオタクは自分の好きなことになると早口になるという。読者諸賢におかれては、この文章を読んでわたしがオタクかどうか判断されたい。


■「ド・ン・マ・イ来々少年」西尾えつ子


『らんま2/1 熱湯編』の1stエンディング。「来々少年」は「らいらいボーイ」と読むようである。


わたしは小学生の時分、夏休みにアニメの再放送をよく視聴しており、『らんま』もよく見ていた記憶がある(内容はあまり覚えていないが)。『らんま』の主題歌ではっきり覚えているのは、これと「絶対!Part2」くらいである。


ときに、わたしは『らんま』を、『うる星やつら』の次に有名で人気な高橋留美子の作品と心得ているが、ひょっとして『メゾン一刻』に劣るのだろうか。


■「Wind Climbing 〜風にあそばれて〜」奥井亜紀


『魔法陣グルグル』の1stエンディング。おなじ歌手による2ndオープニングの「晴れてハレルヤ」も好きである。奥井亜紀はいわゆるシンガーソングライターだが、その詞はこどもよりもむしろ大人に圧倒的に支持されそうな内容である。『サザエさん』みたいなことを言って何だが。


■「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子


『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング。わたしが思うに、いまなお押しも押されもせぬアニソン界の王者である。アニメ文化は日本が世界に誇りうるものであり、同曲の人気・知名度も世界的に高いのではなかろうか。歌詞はいささか難解であり、数多のひとがその詞の意味するところに考えをめぐらせたにちがいない。


■「キミがいれば」伊織


初期の劇場版『名探偵コナン』の挿入歌として使用されることが多かった。わたしは『クレヨンしんちゃん』と『名探偵コナン』の劇場版の作品が好きだったのだが、後者についてはその挿入歌がながれる瞬間に興奮が最高潮に達した。


■「Daydream café」Petit Rabbit's


『ご注文はうさぎですか?』の第1期のオープニング。そのキャッチーな感じはアニソンらしさに溢れている。オリコンランキング(オリコン)では最高で週間11位を記録したよし。なお、エンディングの「ぽっぴんジャンプ♪」(チマメ隊)は同14位。


■「STYX HELIX」MYTH & ROID


『Re:ゼロから始める異世界生活』(『リゼロ』第1期)の前半クールのエンディング。曲名は「ステュクス・ヘリックス」と読むらしい。「ステュクス」はギリシア神話の冥府の河の女神、「ヘリックス」は螺旋をそれぞれ意味するという。オリコンの最高順位は26位(週間であろう)、iTunes Storeのチャートでは1位を記録したようである(一日でのダウンロード数か?)。


■「ヒトリゴト」ClariS


『エロマンガ先生』のオープニング。ClariSはもともとクララとアリスの2人から成るユニットだった。しかし後にアリスが卒業し、代わってカレンが参加した。「ヒトリゴト」はカレンに代わった後の曲である。オリコンの記録は最高で週間9位。


ClariSは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『魔法少女まどか☆マギカ』のようなその界隈での人気作の主題歌も数多く手がけており、アニソン界隈で知らないひとはまずいない存在である。


■「Memento」nonoc


『Re:ゼロから始める異世界生活2nd season』(『リゼロ』第2期)の前半クールのエンディング。iTunesアニメランキングで1位を、同総合ランキングで4位を記録(やはり日間か?)。


件のアニメランキングで最高位を記録するのは偉業にちがいないが、どれほどなのかは正直のところ判然としない。しかるに総合で4位となれば少なからぬ国民に支持されたようで、自分の好きな曲が仮に一瞬だったとしても大がつくほど人気だったと思うとうれしい。ただ、第1期の「STYX HELIX」の記録がアニソン限定なのかが分からないのですこしモヤモヤする(「STYX HELIX」も好きだが)。


■後書き


ここまで読んでくださってありがとございました。オリコンやiTunes Storeの数字にどれほどの意味があるか分かりませんが、何かの参考にはなるかと思って記しました。


「好きなものを好きと言う」をわがモットーにしたいと思うきょうこの頃です。

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