自己紹介その十【約2,100文字】

このサイトを利用しはじめてどれくらいになるか?


――はっきりと把握していなかったので確認したところ、6年以上になることが判明した。最古参とは言わないまでも、古参であることは論を俟つまい。


このサイトでは書くことと読むことのいずれが多いか?


――数年前から数週間前までは書くことがはるかに多かったと思う。数週間前からは、比較を絶するほど読むことが多い。


何か契機となる出来事があったのか?


――さる事情で、自由にできる時間が圧倒的にふえ、また、今後は人脈を宝として生きて行こうとこころに思った(無論、誰とでも仲良くする気は毛頭ない)。このサイトは往時から供給過多ぎみと見え、ならばわたしが才能を発見して応援し、あわよくばわたしの作品も読んでもらおうと考えたしだいである。他サイトはいざ知らず、このサイトにあって読み合い自体を否定するのは賢明でないと思う。


表記揺れ※1をどう思うか?


――「表記揺れ」を正確に理解しようとざっくり調べてみたが、はたしてよく分からなかった。表記については、外来語・漢語・和語の順で統一させる傾向がつよいと思う。たとえばヒューマンに相当する和語は「ひと」「人」「ヒト」のいずれの表記も退けていない。わたしは表記を統一させることよりも、主として漢字と仮名の比率を良い塩梅にすることにむしろ心を砕いている。


話しは打って変わって、過去の紹介文を読んでいると、『Re:ゼロから始める異世界生活』(『リゼロ』)やそれに関連する物事への言及が目立つ。やはりそれが好きなのか?


――Yes。原作はライトノベルだが、わたしはTVアニメの第一期を見てまず感銘をうけた。それから数年を経て、多かれ少なかれ第一期に見劣りするだろうなと思いつつ第二期を視聴したのだが、ふたを開けてみればそのコンテンツにほれ込むにはじゅうぶんであった。であるからして、たとえ多少の例外を認めようともライトノベルやWEB小説※2やそれらを原作としたアニメを総じて腐す人とは相容れないだろうと思う。ついでに言うと、ライトノベル一般をほとんど「なろう系」の小説と見なすような人とも相容れまい。


そのコンテンツのどんなところが好きか?


――試みに言語化すると、


・ギャグとシリアスの釣り合い(=バランス)※3

・名付けの才(=ネーミング・センス)※4

・アニメにおいてED主題歌を挿入するタイミング

・アニメの第二期の前半クールのエンディング・アニメーション※5


と言ったところか。まだあるには違いないが、クドくなるのでこの辺で。


やはり過去の紹介文で、好きな/好きだった楽曲に『リゼロ』から2曲※6選ばれている。どちらがより好きか?


――現在にかぎれば「MEMENTO」と明言できる。はじめて一曲まるごと聴いたときは2番以降(?)の部分からつたない印象を受けたものだが、いまではその部分にも聴きどころがだいぶあると思うようになった。


より好きなコンテンツや注目しているコンテンツはあるか?


――より好きなコンテンツはない気がする。注目しているコンテンツはないわけではないが、割愛させてもらう。


このごろレビューコメント(の本文)や公開プロフィールをです・ます調で書いているようだが、なにか心境の変化があったのか?


――公式のお墨付きを与えられたレビューコメントを幾つか見たところ、ほぼ100%です・ます調で書かれているようであった。郷に入っては郷に従えとばかりにそれまでのやり方を変えたわけである。また、である調で書くと称讃のことばさえ皮肉・諷刺や下手なお世辞と取られがちなのではないかと考えたこともある。これまでは馴れ合いに陥ることを警戒してである調主体でやってきたが、いまのところそうした懸念は現実のものになっていない。いくらわたしが権威※7への嫌悪感を隠そうともしない反骨精神あふれる、小説のひとつも書けない偏屈者であるにしても、仮にも6年以上利用している古参なのでそろそろ栄誉のひとつも勝ち得たい、との打算的な事情もある。先に「人脈を宝にして」云々と言ったが、それが文体に表れたようでもある。


最後にひとこと。


――ご清聴ありがとうございました。今回は改行が少なくなってしまい、多くの方にとっては読みづらかったことだろうと思います。わが無才を恥じるばかりです。きっと挽回します。


※1 「用字用語の不統一。同じ文書や書籍の中で、本来、同音・同義で使われるべき語句が異なって表記されること。「メモリー」と「メモリ」、「引っ越し」と「引越」など。表記の揺れ」(デジタル大辞泉)

※2 『リゼロ』はWEB小説に起源があるらしい。

※3 原作者はわたしと同性かつほぼ同世代らしく、笑いのツボなども近いのであろう。

※4 これに関しては後付けのような気もする。

※5 YouTubeで公開されているようである。また、少なくとも半年ほど前まではカラオケボックスのJOYSOUNDでもその映像が見られた。

※6 第一期前半クールのED主題歌「STYX HELIX」と第二期前半クールのED主題歌「MEMENTO」。

※7 ここでは特に、結社を主体に活動する歌壇や俳壇の重鎮、職業歌人・職業俳人の類を念頭に置いている。

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