第14話 体内チップ破壊医師に任務はない。
クレムリンでクラヴジエウィチ大統領と話し終えた私達はこれからクレムリンを出て取り敢えず、モスクワ大学に戻る事にした。
「なぁ、礼音。私はこのモスクワに来てから凄く強い世界を味わうことが出来たのは何故なんだろうかね。」
「私にもわからん。けど、この世界が凄く変わってきたのは間違いないよ。」
そうね。
私と礼音が見る世界が凄く変わったのは時彦と出会ってアメリカの実態を知った事でアメリカがどうして盗聴を行う理由が私には理解できなかった事、『マジカルガールパッチ』という体内μチップという製品を埋め込まれた以上、私は二度と元の生活に戻れないのを理解して私はこの戦いに入るしかないと感じた。
ルール作りは皆が作って参加する。
なんでも反対一辺倒は虚しいだけでなく意見に参加しないとみなされて民主主義的じゃない行為とみなされる。
古今の世界的な左派政党没落は反対一辺倒をしながらグローバルに大きく寄与した事が非常に大きいと私は思っている。
つまり、反対一辺倒は結局、支持を見せられない様子を見られるから、やるには反対一辺倒でなくある程度、ルール作りに参加する必要があると私は思った。
「私は、世界を変えるには議論に参加しながら情報を探り出す事が非常に大事だと思うの。礼音はその事をどう思っているの?」
「藍那。私もアメリカを潰す為にはあらゆる情報が必要だと思うな。だって、あの国は平気で盗聴などを行い、『マジカルガールパッチ』を利用して女性の頭を破壊できるマイクロチップを利用して身体を永遠に残すのは拙いなぁと思う。」
それは時彦さんだが行った事だが、それを上手く利用しているのは間違いなくアメリカ政府やレイスブック社なのは確かだろう。
μチップを脳に埋め込まれ、自身の考えている行動を全てアメリカやレイスブック社に丸見えになる恐怖を私達は凄く身に染みた。
*********
それからモスクワ大学に戻ってきた私と礼音はこれから時彦さんと話す為にロボット研究部に入った。
「時彦さんはいますか~。」
「時彦。アンタに言いたい事があるから…。」
私はこの部屋に時彦さんがいると解っていたから私は時彦さんがこの部屋で様々な実験をしているだろうと感じた。
すると…、
「藍那。礼音。貴様達はもう、クラヴジエウィチ大統領と話してくれたのか?」
「時彦さん。」
私はようやく時彦さんの元へ戻り、彼にこれから『マジカルガールパッチ』などのμチップの事情を打ち明けようとした。
*******
「そうか。貴様達はクラヴジエウィチ大統領と話して『マジカルガールパッチ』の危険性について話してくれたか。」
「うん、それで体内チップ破壊医師は任務があるの?」
私には良く解らなかったが、体内チップ破壊医師には任務があるのか気になっていた。
しかし…、
「いや、藍那。体内チップ破壊医師には任務などはない。だから、レイスブック社に入れるなら侵入して上層部の人間と闘った方が良いかもな。」
「レイスブック社に私が侵入?えぇ~。」
「藍那。騒ぎすぎだ。で、レイスブック社に侵入するにはどうすれば良いんだ?」
確かに…、
レイスブック社に侵入するには考え者だが、流石に考えすぎると私達は怪しまれて非常に危険な行動に出かねないから私はだから私は落ち着いた気持ちでこれから私はある事を思い出した。
「時彦さん。」
「どうした?藍那。」
「私は、体内チップ破壊医師になったから取り合えず、モスクワ近郊で彼女達から体内チップ破壊し、彼女達をすく出してやろうと思いたいからね。」
「そうか。藍那も十分に成長したな。俺は情報をロシアに提供した以上、元の場所に戻れるとは思わない。けれど、それを乗り越えて私は凄く良い世界にしたいと思うの。」
私はもう迷いなどない…。
何故なら体内チップ破壊医師なった以上、私達が出来る事はただ1つ。
体内チップを破壊してレイスブック社の野望を止めるのみだと…。
「藍那。アンタは凄く成長した。なら、モスクワ都市部まで出ますか。」
「そうだね。礼音。モスクワ大学からモスクワ都心部で彼女達の頭に埋められている体内チップを破壊して彼女達を救い出そうね。」
「よし、貴様達がその気なら俺はモスクワ大学で残っても非常に大丈夫だ。だから俺はここにいるから貴様達でμチップを破壊して来い。」
「了解!!」
「了解!!」
私はもう、μチップで誰も犠牲にしたくない。
だから、私と礼音はこれからモスクワ大学を出てモスクワ都心部で体内チップを埋められた少女達を救い出そうと…、
決意した。
*******
それからモスクワ都心部に出た私達はこれからモスクワ都心部を礼音と共に歩き続けた。
「礼音。モスクワ都心部は自転車が非常に少ないけど、歩道がやたら広いよね~。」
「藍那。ロシアは欧米に比べて自転車が少なく歩道も整備されている場合が多いから凄く楽に動けると思うけどな…。」
「礼音…。なら、
「そうだね。藍那。中華街は下手な本土より中国らしい風土が残っているから私は凄くそれを尊敬している。中国本土は特に南部はアメリカの影響に呑まれすぎた。」
「礼音…。」
私はこの様な話を聞いた時、私は中国でも『マジカルガールパッチ』を埋め込まれた少女達が殺し合いを始めていると感じ、これが国際規模な問題に発展筈なのに国際機関は『マジカルガールパッチ』の問題は国際機関が封殺しているとなると金の力で国際機関のレイスブック社などを成業していると私は疑念を抱いた。
…どうして、国際機関もこの行動に動きが鈍んだよ~。
私は国際機関の異様な鈍さは尋常じゃないと感じた所為か国際機関がアメリカなどに忖度すればどんな組織でも動かせる事を証明する事になると感じ、私はそれが凄く嫌な雰囲気を醸し出していた。
国際機関がダメなら私達だけで暴き出してやると…、
その為には国際機関も場合によっては敵になるは間違いなかった。
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