第13話 Говоришь Кремрин. (ようこそ、クレムリンへ。)

 私と礼音はアリアードナとエリザウェータをバルク・クリトゥリ駅で降ろた後、ボロウィツカヤ駅で地下鉄を降りて、クレムリンまでやってきた。


Кто это? 誰だ?Вы, ребята?貴様達は?


 いきなり警備員に目を付けられた彼らは私と礼音に銃口を向けられ、一瞬で私は怖気づいてしまった。

 しかし…、礼音はそれを分かっていた所為なのか、それに対して一切、怯まず…。


Мы не враги.私達は敵ではない。 Эта разрушитель体内チップ внутреннего удара. 破壊医師だ。


 凄い、迫力あるロシア語で相手を一掃して行っている。私には出来そうで出来ない。

 そんな礼音を私が尊敬するのは納得しちゃう。

 けど、私はこれに怯まずに凛とした態度で彼らに話さないといけない。

 だから…、私は…、


Эта Мой на имя,私の名は、 Айна Тоцука. 戸塚藍那。 Они на имя,彼女は、 Аяне Хошикавы. 星川礼音。 『 Волшебный пачи для девоякиマジカルガールパッチ 』. О в|ы пришили поговорить в 《の件についてこの国の》предиденты на этот Дорогить大統領に話に来たの。


 私だって礼音に負けないロシア語を言わないと礼音に音を返せないと分かったから、私は何としてもこの難局を切り抜けようと感じた。

 すると…。


「銃を降ろせ…。」


「貴方は…。」


 そこに現れたのはロシアの大統領であるヴォロキン・クラヴジエウィチだった。


А вы кто? 貴様達は誰だ?


 私は彼が時彦をすく出した恩人だと思った。

 彼みたいな強い指導者に救われたんだねと…。


А моя имя私の名前は на Айна Тоцука. 戸塚藍那。 Эта моя лучшее. こちらこそ、よろしくね。


「こちらこそ。どうぞ。ロシア語でなくても結構だ。」


 凄い、彼は卓越した日本語まで喋れるとはさすがはФСБの上層部だと私は感じた。

 けど、彼は威圧感が出ていたけど、この威圧感に私は負けてはならない、否、恐怖を感じる事はなかった…。


А моя имя на私の名前は Аяне Хошикава. 星川礼音。 Эта мое лучшее. こちらこそ、よろしく。


「藍那。礼音。流石、ロシア語を喋れるな。なら、これから貴様達に特別な部屋でレイスブック社における監視行為について説明しよう。」


Да ,пониманиская. はい、了解。


 私はこれからレイスブック社がどうして監視行為をするのか非常に不可解だった。

 しかし、頭に『マジカルガールパッチ』を埋める行為は何処となく自分達の行動を監視する行為だと私は薄々、気付いていたのでこれから話に動揺しなかった。

********

「そうなの~。」


「藍那。デカい声出しすぎ…。」


 私は、クラヴジエウィチ大統領がレイスブック社における『マジカルガールパッチ』計画がある国の盗聴計画に使用されている事に気付いてしまった。

 ある国の盗聴計画とは…。

 勿論…。

 アメリカだ…。

 あの国がブラック国家アメリカといわれる理由はμチップなどのIT技術を利用して相手の情報を盗聴して自分達を有利にしたい欲望が強く出ていたのが主な目的だと私は分かった。

 勿論、それだけではない。

 アメリカが怖い理由は上層部の行動が子供じみた行動を取るだけでなく、それを利用して戦争を仕掛ける怖さが時彦さんから聞いているので私には身に染みている…。

 だからこそ、盗聴なども自国民などに兵器で行い『マジカルガールパッチ』を安価で市販したと私は感じた。

 だが、時彦さんがこれを知った事で私はこんな商品に手を出したのが凄く馬鹿だった。

 こんな商品に手を出さなければ私は酷い目に遭わずに済んだのに私はこんなのに手を出したから結局、どうしようもない袋小路に陥ってしまった。

 けど、それでもそれを埋め込まれたからこそ時彦さんが私を救出して体内チップを破壊医師に私はなれた。

 だから、埋め込まれた事を全て悪いとは言わないし、埋め込んだからこそ時彦さんと会えた。

 なら、『マジカルガールパッチ』を埋め込んだ事を後悔するより時彦さんにあえて嬉しかったことを思えばそれだけで良いと私は思った。


「私はこれ以上、頭のない女子を増やさない為、体内チップを破壊医師として働きます。」


「藍那…。」


 私が出来る事は体内チップを破壊する事を尽くす事で全てを変えられると感じ、これから私は体内チップを破壊する為に世界中の女の事を救い出そうと思った。


「よし、藍那。貴様は立派な体内チップを破壊医師として働くんだ。勿論、生活保障などФСБエフエスベーが保証してやるから、がんばれってくれ。」


「ありがとうございます。」


 凄い、これが日本や欧米などの西側諸国とロシアなどの旧東側の違いなのか?

 確かに西側資本主義では生活保障や優遇などは全然してくれない。

 特に弁護士の利益を沿わない連中を迫害するのを資本主義社会は異様に好む。

 ルール作りを市民も含めて行うのが民主主義社会のルールであるが、資本主義社会では一部の資本家だけがルール作りや発言力ある社会なのでこの制度は極めて危険な制度なのは同感する。

 だから私はФСБが体内チップを破壊医師になって保証してくれた事に感動した。


「で、クラヴジエウィチ大統領。私も体内チップを破壊医師になったが私はどうだろうか?」


「貴様も藍那や時彦と同様に保障してやる。だから、『マジカルガールパッチ』を埋め込まれた少女の頭を優しく当て、能力でμチップを綺麗に破壊してくれ…。」


「ありがとう。クラヴジエウィチ大統領。私はこんな悲劇を起こさない為に全て破壊するから…。」


「あぁ、礼音。貴様はこれからも頑張ってくれ…。」


「当然だ。」


 えぇ…、あの~、

 私より礼音の方がクラヴジエウィチ大統領に凄く気に入っているのはどうして!?

 私はそれが凄く不可解になりつつもこれから体内チップを破壊医師になった事でこれから私と礼音は『マジカルガールパッチ』を破壊する為の戦いに受けて立とうと感じた。

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