応援コメント

第五十話 首輪の王女」への応援コメント

  • 楽しみに読ませていただいております。

    気になったのですが、加速中の移動、戦闘は、
    思考加速などクロックが上がることでひとまず納得できるのですが、
    音速を超えたことでの衝撃波と騒音がどうなったのかが分かりません。

    障害物にあたれば破滅、移動空間の潰し合いだという描写には
    感動しました。

    が、戦闘移動に伴う分子振動、圧縮などで、
    空気分子の「粘る水」を切り裂いて移動するようなものですから、
    可能な速度でのターンに限っても、ヒト程度の質量といえ
    その度に凄まじい衝撃波が水蒸気とともに、
    それまでの進行方向にぶつかるかと思います。

    もし人などがいれば衝撃圧と、石のような空気塊に巻き込まれて
    破裂、即死かと思います。
    速度によっては少しくらい離れていても、鼓膜破損はもちろん、目が飛び出し
    口など開けていれば上顎から上が行方不明になるかも知れません。
    もちろん着ている服もバラバラでw。

    頑丈な体は、只この高速移動を、物理法則の中で行うが為といって
    おかしくない気さえします。(たしか009が一番強い理由でしたよねw)

    物語中のSF的発想のギミックも、大きなキモだと思いますので、
    その辺りも含めての、
    “少し明るさの落ちた世界で、もどかしくゆっくりにしか動けないけれど
    敵を先読みする緊張感に満ちた、この作品ならではの戦闘シーン” を、
    更に迫力あるものにしていただけたらと思います。

    愚考、余計なたわ言を、長々と失礼いたしました。
    これからも楽しみに追いかけさせていただければ幸いです!

    作者からの返信

     楽しみにお読み頂けているとのお言葉、とても嬉しいです。大変勉強になるご感想をありがとうございます。

     ご指摘頂いた通りで、物理的には多くの矛盾を抱えております。
     一気圧下で音速の二十倍という速度は、あまりに無茶な速度でした。
     けれど、思考の高速化を一万倍と、外連味や、平成前期仮面ライダーの等影響で設定しましたので、いかにスローモーション前提の戦闘とはいえ最低限その速度が必要となりました。

     いくつかこじつけのような設定も考えておりますが、正直魔法頼みになりそうです。
     悪の秘密結社が扱う技術が、科学ではなく魔法科学なところにその逃げ腰を感じて頂けるとありがたいです。

     改造人間自体は分子結合をなんらかの方法、電力、電磁力、魔力等で強化している、あるいは必要に応じて強化できる。
     魔法で高速移動している者は、体の周りに張った魔力で防御している。

     大気分子そのものを重力、あるいは魔法で制御し、超高速での移動を助け、同時に周囲への影響も軽減している。
     別に魔術師が存在する場合は、彼ら彼女らが周囲への影響を軽減している。

     後は、基本的にこの世界の人間はダンジョンからの魔力で身を守っており、魔力の空白地での魔族や新月期の獣人でもない限り、現代人の我々とは比較にならない程にタフである等です。

     どうにかもう少し説得力を持たせられるように出来ないものかと思案しております。

     とても参考になるご感想を頂きとても感謝しております。
     参考にさせて頂きます。
     戦闘シーンが分かりにくいのではないかと不安に思っていたので、これ程までに真剣に考えて頂いてとても嬉しいです。

     素晴らしい感想をありごとうございました。