第8話

「鈴木組の内部分裂により、抗争勃発か、鈴木啓二郎不明!? 何か気にかかる、気に食わねえ!? 何も聞いてない、突然過ぎる!?」

その筋じゃ~知らぬ者がいない凄腕の蟹江陽一 三十八才が新聞紙を見て、唾を吐くように軽く口ずさんだ。


車で移動しながら、思考回路を回転させて現地へ到着した。

思った通り見慣れた大勢の警察官の仲間がいた。

歩を進めて中に入って行く。

感や臭いを便りに各々の部屋を全て確認し、捜査して行った。


知らず知らずに人の声や人の気配が無くなっていった。

音もせずにオレンジ色のサーフィン!?が蟹江陽一を取り囲んでいた。

反射的に銃を構える。

「何者だ、姿を現せ・・・・・・neo pharaoh!?」

「・・・・・・ナニッ、何処から、話をしている!?・・・・・・そんな交換条件は、飲めない、姿を現せ!?・・・・・・」


殺気を感じ振り返った、頭に銃口を妻!?と向け合っていた。

時間が経つと祖母、祖父が近付いて来て銃口を向けられた。 子供達は、自らのコメカミに銃口を当てていた。

「・・・・・・サテ ドウスル!? オレトクムカ!? イレズミタチノヨウニ ホロビルカ!?・・・・・・キメナイナラ コドモヲウツ・・・・・・10・9・8・・・・・・」

「・・・貴様らか~!?・・・」

 唾を飲んだ、勝ち目は、無かった。

蟹江陽一は、涙を流しながら、操られた家族と撃ち合った。

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