第5話

一般人が乗っているような車では、なく、少しだけグレードの良い車に乗って自分自身にプレッシャーを掛けている自他共に認める将来有望株の女刑事 荒谷 和実は、やや暗く成った夏の夕方時に一人暮らしのアパートの駐車場に着いた。


そして気が緩んで五歩目を歩いた時だった。

瞬時に景色が変わった、足元の芝生が白い床に、辺り一面 白一色の体育館大の部屋に変わった。

回りを確かめた時、

「エッ・・・何これ・・・」

後ろから、

「・・・どう致しましたか!? 迷子ですか~!?・・・」

一人のカジュアル服姿の男!?が歩いて近付いて来た。


「・・・楽しみましょうよ・・・どちらが上か!?・・・」

勢い良くスライディングをして右アキレス腱をナイフで切った、目を離した隙に姿を消す、足を引きずりながら逃げた、恐怖から辺りを確認する。


しゃぼん玉を操り、ランダムに中から、ナイフで背中を切りつける、腕、もも、頬 etcを切りまくる、刺しまくる。

キャ~・・・アッツッ・・・ハ~、ハ~・・・

「・・・何が目的なの!?・・・」

 床がたくさんの修正された行書、線や円や散布を描いていった。

動きが止まり、顔色が青白く成っていく、見渡す首か止まった時、タイマーが仕掛けられた・・・・・・6、5、4・・・・・・背中にマグロ包丁!?が突き出て白い床に刺さった・・・・・・つたって広がり続ける・・・・・・眺め続ける・・・・・・。

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