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橘の花

橘の花

卯月

おすすめレビュー

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★★★
★7
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 馳月基矢
    353件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    さつきまつ花橘に、昔の香、今もただよう。

    親しく心を交わしていた弾正の宮を亡くし、
    傷心のままいつしか1年が経とうというころ、
    和泉式部のもとを懐かしい少年が訪ねてきた。

    高校の古文の教科書にも載る有名な作品の超訳。
    柔らかな語り口で親しみやすく書かれている上、
    当時の貴族の習俗もさりげなく説明されている。

    わかりやすい! 超訳、流行れ!
    高校時代、古文の恋愛物は超絶苦手だったのだが、
    この超訳ならすんなりわかって原文も理解できた!

    余談ながら。
    母校の校歌に「花橘」が取ってあった。
    このレビューのひとこと紹介、校歌です。

    • 2017年10月20日 17:51