265日目 新薬の完成??
それから数分が経ち・・・ハルトは誰かに呼び起こされて目を見開くと。
目の前に移った光景は先ほどまで見ていた物とは違い、全てが大きすぎるように映っていた。
実際にハルトの目の前にいる魔王やメルトたちは山のように大きくハルトは本当にモルモットサイズの大きさとなっていた。
「オイ、怒らねぇからきちんと説明しやがれ・・・・
どうして俺の体がこんなにちっちゃいんだ!!!
どう考えてもやりすぎだろうが!!!」
「ん~なんでだろ・・・私の時にだとさっきの注射器の量で私くらいの体系になるはずだったんだけど。
まぁそれはそれでいいデータが取れたからOK!!!
それじゃ話をするよ??まずはこの新薬01を飲んで欲しい。
大きくなりすぎることがないように調整した一番効果の低いものだ。
だからいきなり巨人化して施設を粉砕した後に美少女をタワーの頂上に連れて行ったりなどしなくていいから大丈夫だよ。」
「だが、これだけ小さいハルトは色々な意味で私はアリだと思うのだが・・・・
このまま持って帰っては駄目か??」
「ダメよ・・・ペットは禁止よ。
フンの世話にエサもしないといけないのよ??そんなのは人間だけで間に合ってるわ!!」
「ですが・・・本当にハルトは可愛いくらいに小さくなっちゃいましたね。
これだと私の方が大きくてもう小さいとは言わせませんよ??」
キルりんたちが余裕をぶっこいて語る中、ハルトは魔王やメルトたちをある部分を見てからキルりんを部位を見て鼻で笑うと。
キルりんは何か馬鹿にされたと感じ、メディエルの指定された新薬のサンプルをハルトの口に押し込むと。
魔王はキルりんのとった行動を自分もしたかったとごねだした。
「お前、人を鷲掴みにして薬品を捻じ込むとかどういう神経してやがんだ!!!!
あれか!!!お前は力の弱い相手には本領を発揮するタイプか!!!」
「そうですよぉ??私はいつだってハルトだけを虐めるんです。
それに今回は体の大きさと言うとても大きなアドバンテージを持っていますのでじゃんじゃん暴言を発してくれて構いませんよ!!!さぁどうしましたか??
薬が効いてきて何も言い返せないのですか??」
「ム?ハルトの体が少しずつだが大きくなってきてるな。」
「でもさっきみたいに小さい状態からこれだと効果なんてわかるの??
って、メディエルは何をしてるの??」
「言ってもわからないと思うけど・・・簡単に言うと計算。
私はこう見えて天才だ、だからこうやって対物の大きさからのスケールアップで計算も可能なのだ。
ん~計算からしてみると・・・さっきの投与した薬品では効果が低くて私の体を崩壊させかねないから破棄だ。
よし・・・次にモルモットハルトが完全に大きくなった所で薬品02の投与実験を行う。」
そうメディエルが他の白衣を着たモノ達に伝えると、薬品01は目の前でシュレッダー状の粉砕機にかけられて粉々にされ。
そのまま焼却処分のダクトへ放り込み白衣を着た連中は再びバックへと移動して消えて行った。
それから再び時間が経ち・・・モルモットハルトの体系がある程度まで大きくなると。
魔王は再び目の色を変えてハルトのプニプニのほっぺをツンツンして笑みを浮かべており、メディエルはすぐに薬品の投与実験を開始した。
「それじゃ投与実験をしようか。
モルモットハルト・・・痛い所とかかゆいところはあったりしないかい??
他の症状があれば言ってもらえれば助かる。
今後の副作用のサンプリングも兼ねているんでね。」
「その前に俺のほっぺを突くこのサキュバスを何とかしてくれ。
ったく・・・それに俺はハルトだ。
モルモットを足すんじゃねぇ!!マジで俺をオモチャのように好き勝手に薬をバンバン投与して・・・報酬はちゃんと払えよ!?」
「はぁぁ~~~これくらいのハルトが一番いいのだが・・・大きくするのが勿体なくないか??
それにこれくらいの大きさのハルトにならどんな暴言でも許せそうなのだが・・・」
「あぁ・・・魔王は完全にハルトのプニボディに魅了されちゃっていますね。
中身はどう考えても要注意人物のハルトなんですが・・・・
まぁ言われてみればいつもの大きさのハルトよりもコレくらいの方がプリティーではありますね。」
「そんな事よりも投与してさっさと元の大きさに戻すわよ。
使い物にならない使い魔何て不要よ!!!不要!!
ホラ、さっさとこのカカプセルを飲んで!!!いたッ!?なんで噛むのよ!!!」
ハルトは薬の投与を拒否して見せるが力の差から強制的に投与され・・・・
ハルトは再び体に痛みと意識障害が生じ・・・そのまま意識を失うと。
次に目を覚ました時には体系がいつもの通りに戻っていた。
「くそッ・・・・まだ頭がガンガンするんだが・・・・コレで俺の体は元通りになってるように思えるが成功か??もう帰っていいか??」
「いや、あと少しで調整が終わるから待ってくれ・・・・
この成分とこれがこの量で・・・・ヒトツキガメの成分はこんなものっと・・・・
よし・・・・ハルト君が試してくれた分量の調整が終わって作ったこの新しい配分の新薬で私の体が元に戻るはずだから試してみよう。」
「本当にそれだけで大丈夫なのかしら??
私にはどう考えても不安しかないのだけれど・・・・まぁ自分の体で試してるんだからどうでもいいけど。」
「ですがメディエル主任がいなくなれば誰が報酬を払うのでしょうか??」
「そうだな・・・この場合だと無報酬になってしまうケースも考えられるな。
それだとハルトの体を張った薬品実験の意味がない。
だから何としてでも成功して欲しいものだな。」
と、魔王たちはメディエルの身を心配しつつも報酬の心配をして見守っていると。
新薬を飲んだメディエルの体に変化がみられた。
「んんん!?!?体が熱い・・・・あぁあぁぁあぁぁぁ!!!!」
「これってもしかして失敗なんじゃ!?」
「俺を好き勝手にモルモットにした罰が下されたんだ。
―――――――――自業自得だろう・・・・」
「だがメディエルの肉付きが妙に良くなってきていないか???」
「ん??アレ・・・なんだか胸のあたりが膨らんでません??
あれ??あれれ??妙ですね・・・私の殺意も膨らんできましたよ??」
キルりんはメディエルの出るところの出た肉付きに殺意が抑えられなくなり。
ナイフを握って見守っていると・・・・メディエルは数分の痛みに耐え。
完全に元の姿へと戻っていた。
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