188日目 ジャージーとの対決?
メルトの掴みあげた番号には8と書かれており。
その数字を見たジャージーとハイネは8ではなく・・・・
その言葉に何か嫌な予感がするとハルトが感じると、その嫌な予感が当たってしまい・・・・ジャージーの目が光り。
インフィニットステージの用意をするようにと言いって用意が始まり・・・・ステージ上には布が二枚置かれており。
そのうちの1枚にジャージーが座り、その隣にメルトを座らせ。
今回のお題の説明が始まった。
「メルトさんが掴んだボールのお題はこのマット状で私と同じポーズをとってもらい・・・そのポーズが最後までできたらクリアとなるシンプルなものです。
どうです?私と同じ動きができますか?」
「えぇ、余裕よ余裕!ジャージーみたいに余計に膨らんだソレが普通サイズだから余裕よ。
さぁ!!!そこにいるヘンな目をして私たちを見る男共+使い魔のハルト!!!
よ~く私の勇姿を見てなさい!!!」
「とっととやれよ・・・オカルトダメルト!!!」
「ハルト君の仲間は本当に威勢がいいね。
私もメルトがジャージーとどこまで同じようにポーズを決められるか興味がある。」
「おう!!!やれやれ!!!」
「あれ?あのメルトって・・・まさか・・・あのトードマスターのメルトか!?
あのメルトがこんな所で水着になっているなんてな・・・・」
「にしても・・・あのメルトって魔術師・・・そこそこに良いよな。」
メルトはハルトの言葉だけに腹を立てて・・・最後の一撃だけ勘弁と言って魔法をハルトにぶち込むと。
ジャージーはこれから行う先で魔法は本当に禁止と言って・・・マットの上でポーズを取り始めた。
「イテテ・・・あのバカメルト・・・マジで魔法を撃ってきやがった・・・
クソ・・・アイツ・・・後で絶対に泣かしてやる。」
「本当にハルト君は面白いね。
でも・・・そんなことを語る前にステージの上の状況を見てごらん。
あの真剣な顔をハルト君たちの前で見せたことがあるかな?」
「それじゃ・・・次は・・・ガーゴイルのポーズよ。
ちなみに鳴き声もセットだからしっかりとマネしてね♪
―――――――――ぎしゃぁぁぁ!!!」
「えぇ!?鳴き声もマネしないと駄目なの!?
あぁ・・・もう!!!こうなったらヤケクソのヤケ酒よ!!!
―――――――ギシャァァァァ!!!!コレでいいでしょ!?」
「あれってどこかの国から伝わって来たって言うフィットネスって言うやつじゃないのか?
害獣や生物の荒々しいポーズのマネをして野生の力を解放するとかいう健康体操の1つだとか聞いたことがある。」
「だが・・・そのフィットネスもあのジャージーがすると何だか違うものになるよな。」
男共はフィットネスの内容や効能がどうと言うよりも・・・ジャージーとメルトの体に集中しており。
その目線もポーズによって突き出された部位を必死に捉えて見ている様子で。
そのうちの1人がハイネ司祭であった。
「いいぞ!!!ジャージーもっとだ!!!もっとくびれと魅力的なあの・・・何だ・・・野生のポーズをしてくれ!!!」
「おい・・・落ち着けって・・・現実にもあれと同じようなのがあったが。
世界が変われば内容もがらりと変わってるな。
にしても・・・すごいポーズだな・・・見てるこっちが恥ずかしくなるぞ。」
「それじゃ・・・今度はサキュバスのポーズ!!!
――――――――――セクシーポーズでよろしくね!」
「なにおぉぉぉお!?こんな痴女みたいな恰好しろって言うの!?
ジャージーはそれでも女としての威厳はあるの!?本当にそのポーズは女を捨ててるようにしか見えない・・・・ぐぅぅぅ・・・・・
んぎゃぁぁぁ!!!やってやんわよ!!!!
――――――――――こうして・・・・こう!!!どうだ!!!!」
「うおぉぉぉぉぉお!!!いいぞ2人とも!!!もっとやれ~~~」
「ジャージーのくびれも最高だが・・・あのメルトっていう魔導士も無視できないものがあるよな!!
俺、少しだけあの魔導士が気に入ったぞ!!!もっと頑張れ!!!」
「アイツ・・・マジで勝つ気でやってやがる・・・・
で、このフィットネスっていつ終わるんだ?最後までクリア出来たらOKって言っていたが。」
「あぁ・・・サキュバスのポーズが出たからあともう少しで終わりだけど。
まさかメルトがあそこまで頑張るとはねぇ。
何が彼女をあそこまでするんだろうか・・・・・私にもわからない事があって本当に面白い子だね。」
ハイネがそう語る中・・・ハルトはメルトがどうして頑張るのかを知っており。
その答えは酒場で飲む旨いシュゴビーの為という単純な答えにハルトはがっかりさせないようにと黙っていると。
ジャージーはメルトを褒めてから・・・最後の大技と言って、途中までのポーズを省き。
そのポーズが出来たらメルトが初の入賞者と言うと、メルトはジャージーにやってやると言い返すと・・・ジャージーは不敵に笑みを浮かべ―――――――――
「これが最後のポーズの・・・・
――――――――美の女神・・・ヴィーナスのポーズ!!」
「なんちゅう格好をしてるかわかってんのかしら・・・・
で、でも・・・これをクリアさえすれば・・・・美味しいシュゴビーが・・・・
シュゴビーが・・・シュゴ・・・ビー・・・・ゴクリ。」
「おい、シュゴビーよりももっといい酒が帰ったら飲めるかもしれないのに・・・あぁ~あ・・・メルトはここまで酒にだらしなく落ちに落ちたかぁ~~
今までも幾度となく女を捨ててきた場面は見て来たが・・・今回のポーズをしたら本当にオワリだが・・・それでもやるのか?」
「ん?どうしたんだ?あの男の言葉を聞いてあの魔導士の動きが止まったぞ?
お~い早くポーズを取れよ~~」
「ポーズ!ポーズ!ポーズ!!!」
「ふふ、本当にハルト君は面白いね。
ここまで来てメルトを止めるなんて・・・・本当に仲間思いだ。」
メルトは男達のコールを聞きながらジャージーのポーズを見ると。
やはりやろうかと思いながら・・・ハルトの真顔を見直して考え。
ジャージーのポーズはやはりできないと顔を青ざめて語ると・・・・
「そう・・ですか・・・私のメンタルもある意味限界・・・・
と言うわけで・・・今回の水着コンテストの入賞者は無しと言う事でコンテストはこれにて終了です。
帰り道は気をつけて帰ってくださいねぇ~あと、水着のギャルをナンパしないようにお願いします!!
それではまた機会があればお会いしましょう。
あと・・・・帰る際に募金よろしくお願いしますね~」
「ちょッ!?ジャージー!?リザ!!あと魔王とか誰か手を貸して!
ジャージーがついにメンタルが爆発して倒れちゃったわ!」
観客が帰る中・・・ハルトとハイネもジャージーの元に駆け付け。
奥の控室に連れて行き、ベッドで寝かせていると・・・数分後には目を覚ましていた。
「本当にごめんなさい。
メルトさんが最後まで食らいついてくるので本気でポーズを決めたのはいいのだけれど・・・・さすがにアレはやすりぎました。」
「そうよ!!あんなの痴女の中の痴女のポーズよ?
どうせハルトたちはアレを見て喜んでたんでしょ?どうなのよ?
ジャージーのおっぱいがデカくてあんなポーズしてたら無視なんてできなかったでしょ!!ホラ、答えて見なさいよ!!!変態バカハルト!!!」
「お前・・・俺が忠告してやったのにその言い草・・・やっぱり止めずに最後までやらせて社会的に殺した方がよかったか・・・・謝るのなら今のうちだぞ?痴女メルト!!!」
「まぁまぁ・・・2人ともここは怒りを抑えて仲良く家に戻りましょうよ。
私は先ほど・・・暴言を吐いた連中をボコって来たのでスッキリしましたし。」
「そんな事よりも・・・私の水着のヌルヌルが取れないのだがどうなっているのだ?
このままじゃ帰っている最中にもすっぽんぽんになってしまうぞ?」
魔王はカーテンから顔を出してそう言うと。
ハルトはいつもの魔力でサキュバスの格好になればいいんじゃないかと答えると・・・魔王はその手があったかと魔力で着替えてからサキュバスと言うワードを訂正するようにとハルトに突っかかっていた。
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