『上り電車が出発します』

日曜日なのに、冬休みなのに、学校で勉強しなくてはならないらしい。

だから自称進学校は、とため息をつく。

いい大学に行くつもりは無いのに、この学校を選んだ僕は馬鹿だった。

もし僕の成績が悪かったら、真っ直ぐ夢を追えたのか。

何もかも馬鹿らしくなって、ホームへ滑り込んできた電車を見送った。

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