第11話

優と彼方しか知らない秘密基地


そこには、少女 優がいた


とても悲しい声で歌っていた


優はもう何もかも諦めていた


もうどうでもいいと


でも、その思いももうすぐ消える

彼方が今優がいる秘密基地に向かっているのだから


そんなことに優は気づいてないけれど


そして


『優‼︎』


なんで…

誰もこの場所を知らないはずなのに…

彼方だってわすれてると思ったのに…

どうして…


『な、なんで…』


優は驚いて目を見開いていた

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