三世の縁

もう一度会いたい

そう何度も何度も願っても

もう一度会いたいと

君の家に行くけれど


もう二度と辿り着けない

そう何回も訪れようとも

もう二度と会いえないかと

君の顔を見たいのだ


前は笑わなかった君が

目をそらした君が

ただ二言三言交わしただけの君が

好きで好きでたまらないのに

脳裏に焼き付いた小さな声が

もう一度聞きたくて


闇壁の門が僕の前に立ちはだかる

手紙も声も意地さえも通せない闇の底

言えばよかった

こんなに苦しいのなら

たった一言、たった一言

それだけなのに

瞼を閉じれば君が見えるのに

触れたら微笑んでくれるだろうか

今、会いたい

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