握手会
@shenng
第1話
知らぬ場所を経由してたどり着いた、その土地はいや、空間と云うべきか、そのようなスペースは何やら南国、違う、日本の体に纏わりついてくる熱い水飴のような風が漂っていた。双方の感情は全く異なっている。しかしカネというものを使用して行われるその「等価交換」は価値観が理解し得ることが可能ではない者には両手を真上に挙げ首を傾げてしまうだろう。
握手会 @shenng
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