第26話 オカルトサイト:404 志乃 香葉子
「お姉ちゃん!今日はパソコンしないで。引っぱられそうよ!」いきなりスマホから叫び声が聞こえてきた。思わずスマホを耳から離す。
「いつものお店で待っていて。直ぐ行くから!」妹は意味不明の事を口走り、一方的に用件を伝えると電話を切ってしまった。急に妹の香菜子から呼び出しを食らったのだ。随分、慌てている様子だった。
待ち合わせの場所は妹のお気に入りで、デザートの品揃えが評判のファミリーレストランだ。
「香菜子の奴、私に奢らせるつもりだな」と香葉子は愚痴り、スマホでお気に入りのサイトを呼び出し待ち合わせまでの時間を潰していた。よりによってこんな時間に。時計はもう一寸で午前十二時になろうとしていた。もっとも、ここ一週間、終電近くまで残務が続いており、妹の電話も退社間近に受け取った。直ぐに飛んでくるとの事だったが香葉子がここに着いてから軽く一時間半は経っている。妹のアパートから此処まで三十分も掛からないはずなのだが。相変わらず時間にルーズだなぁ。来年社会人なのに大丈夫かな。香葉子は鼻を鳴らし、スマホから目を離しガラスに映った自分の顔を通して窓の外を見る。深夜とはいえ街の明かりで濁った夜空には星一つ瞬かない消炭色ののっぺりとした夜空が広がって
いた。
琥珀色の照明の店内には香葉子の他、濃厚ないちゃつきを見せているカップルが一組だけだ。数人いる店員も手持無沙汰な様子で外を眺めたり意味もなくフロアを歩き回ったりしていた。再びスマホの画面に目を落とすと、
940 名前:damama 投稿日:20XX /06/30(火)00:39 ID
ダママを知っているか?どんなことでもいい。情報がほしい。
と表示されていた。
ダママ、何のことだろう。このサイトの話題だから何かしら幽霊か新しい都市伝説ね。妹に聞いてみようかしら。妹は強い霊感を持っているし、この手の話しにはめっぽう強い。香葉子は幽霊やUFO,UMAなどの話題が大好きだった。だが、その存在を信じていない。物語として、話題として見たり聞いたりする事が大好きだった。
此のヨンマルヨンの書き込みは本物の心霊体験談だけだよ。と妹から聞き、とにかく覗いて見たかった。このサイトの入会資格である霊体験も妹と一緒の霊体験があったからだ。霊体験と言っても香葉子はハッキリと見たわけではない。何となく、それっぽいモノを見たと言う認識しかなかった。それ故、あの出来事は錯覚かもしれないし、もしかしたらあれが霊なのかも知れないと時々、当時の事を思い出していた。それ以来霊体験らしい事は現在まで一度も無かった。香葉子はいい加減な記憶を手繰り寄せ体験談をヨンマルヨンに送ってみた。程なくサイトの管理人から掲示板用のIDが送信されてきた。香葉子は掲示板に書き込みやレ
スを返した事は一度も無くもっぱら読んでいるだけだった。あんないい加減な体験をしたか、しないか覚えてないような体験談でよくIDを発行してくれたものだと香葉子は思う。後に香菜子から見るだけならIDはいらないのよと言われた。だって会員専用ってあったものと言い訳した覚えがある。
妹の話によればあの日、私達姉妹は霊に遭遇したらしい。妹は河童だ、河童だと騒いでいたが、よくよく考えれば河童は妖怪ではないか。霊でない。子供だったなぁ。と思い返す。しかし、あの日のことは今でも奇妙なほどはっきり覚えている。
誰も居ない夏休みの午後、庭先で山から吹き下ろす涼風に揺れる向日葵の黄が妙に眩しく、空には大きな入道雲が覆い被さるように広がっていた。家には妹の香菜子と二人だけだった。仲の良い友達はそれぞれが出かけており、遊び相手のいない香葉子は庭先で一人空を見ていた。香葉子は思い立ったように香菜子と自宅から三キロ程離れた森林公園に出かける事に決めた。あまり乗る気でない妹に有無を言わせず連れ出した。目的の公園は母親と時々遊びに行く、森を抱く広く大きな公園だ。
今日は何故か無性にその公園へ行きたかった。小学三年生と一年生では三キロの道程はちょっとした冒険だった。香葉子は先頭を走り、少し行くと香菜子が追いつくのを待って走り出す。その繰り返しだった。最近、補助輪無しで自転車に乗れるようになった香菜子は、自転車に乗ること自体が楽しくてしょうがない様子だった。ふらつきながらも一生懸命自転車を漕いでいる香菜子を見ていると、香葉子は無性にかわいいと思うと同時に守ってあげなくちゃ、そんな思いが突き上げるように湧いてきた。午後の太陽は香葉子の影を真っ黒な色紙を乗せたようにアスファルトに映し出している。香葉子は香菜子が追いつくまでの時間を待つ間、意味もなく影を眺めていた。
突然、香葉子の胸に不安が広がる。何故だろう。初めての子供だけの遠出で怖くなったのだろうか。公園には行きたくない。自分で決めたことなのにそんな思いが心の奥底から聞こえてくる。香菜子の影が自分の影と重なる。香菜子が追い付いてきたのだ。香葉子は再び公園に向かってペダルを漕ぎ始める。公園に行かなくちゃ。不安と共にその思いも胸に広がっていた。
目指す公園は森や史跡を中心に湖に沿って造られている。この辺では規模の大きな公園で端から端まで歩くと大人の足でも三十分以上はかかる。公園は大まかに史跡ゾーン、野鳥観察ゾーン、自然体験ゾーン三つの区画に分けられ、当時では最新の珍しい遊具が沢山ありいくら遊んでも飽きなかった。
二人が公園に到着したのは三時半を回っていた。夏の太陽はまだまだ高く、森の中にも関わらず風は温かった。香葉子達は自然体験ゾーンへ自転車を乗り入れた。公園に人の姿は殆ど見えず、夏休みの長い午後を持て余した近所の子供達が二、三人遊んでいるだけだった。妹は公園に自転車を放り出し、着くなり真っ直ぐタコやパンダの形をした遊具へ向かって突進していった。小さな自転車で三キロ近くも走ってきたとは思えない香菜子の体力には舌を巻いた。香葉子は遊ぶ気にもなれず木陰のベンチに腰を下ろした。妹は一通り遊具を堪能すると香葉子の方へ駆けてきた。
香葉子は不安を浮かべた目で史跡ゾーンに続く森へ向かう遊歩道を見つめていた。遊歩道の柵や周りの木の枝に数十羽のカラスが群がっていた。カラスは鳴くでも無くじっとその場にとどまっている。妹もこんな大量のカラスを初めてみたせいか気味悪がって香葉子に擦り寄って来た。出し抜けに大きな羽音と共にカラス達が一斉に飛び立つ。
「きゃっ!」香菜子は小さく悲鳴を上げ香葉子にしがみついた。香葉子は顔色一つ変えず遊歩道へ向かい歩き始めた。香菜子は慌てて香葉子の後を追いかける。
「お姉ちゃん。びっくりしたね。カラス、いっぱい、いたねぇ!」
「そうだね」香葉子はそう言うとやさしく妹の手を引き森の中へ向かった。
深緑に染まった薄暗い遊歩道は木洩れ陽が作る光のモザイク模様が道に映し出されている。香葉子の服にも妹のスカートに光のモザイク模様が浮かんでいる。妹は自分の服に映る木洩れ陽のモザイク模様を不思議そう眺め、手をかざしたりしていた。十分ほど歩くと小さな広場に出た。東屋と案内板がありちょっとした休憩所らしい。遊歩道は左へと続いている。よく見ると正面に崩れかけた石畳の細い道が真っ直ぐ森の中へと続いている。道の入口には苔生した五十センチ程の石碑が建っていた。案内板にはこの細い道について何か説明が書いてあるが香葉子には習ってない漢字が多く、見ただけで通りすぎ、真っ直ぐに石が敷き詰められた細い道を進んでいった。
森の様相が一変した。先程までの植林された人工的な森ではない。木洩れ陽も通さない暗く濃い緑に包まれた道だった。木の太さも高さも先程通って来た森の何倍もある。香葉子達が入り込んだ森はこの土地固有の古い森だった。古く荘厳な木々は静寂を纏い姉妹に畏れを抱かせた。
「お姉ちゃん、何処行くの?」香菜子は不安に満ちたか細い声で尋ねた。
「うん、ちょっとね・・・行きたいところがあるの」上の空で答える香葉子。香葉子は迷いもなく森の奧へと歩いていく。香菜子は不本意な表情を露わに香葉子の服をしっかり握り締め付き従った。しばらく歩くと大きな池が見えてきた。水面は鏡みたいに周りの風景を写し出していた。
池の水辺には蒲の穂がヒンヤリとした風に揺れている。池の上を渡る風は爽やかで気持ちよく先程までの言いしれぬ不安感はいつの間にか感じなくなっていた。池の周辺が凛としてはりつめた空気に覆われ身が引き締まる感覚を香葉子は覚える。悪い感覚ではない。
「お姉ちゃん。お池の側に行ってもいい?」言うなり香葉子の手を振り払い池へ駆けていった。彼女は水遊びが大好きなのだ。早速サンダルを脱ぎ水に足を浸けている。
「それ以上池の中に入らないで。つま先だけだよ」
「はぁ~い」と返事を返す香菜子。
岸辺に目を凝らすと石祠が見える。とても古い物らしく苔生し、所々ひび割れたり欠けたりしていた。石祠の周辺は雑草の間から崩れ落ちた石があちらこちらから頭を覗かせていた。石祠の他にも石造りの遺跡があったようだ。甘く濃厚な香りが鼻をくすぐる。石祠にオトメユリが供えてある。薄桃色がとても鮮やかで薄暗い森の中で目に映える。お供え物がまだ新しい。よく人が此処へ来るのだろうか。香葉子は石祠の前に佇んでいた。
初めてここへ来た気がしない。妙に居心地がよかった。バシャッ、ポチャッ。清冽な静寂が破られた。香葉子は咄嗟に池の方を見た。池の方で香菜子が遊んでいる。
「かなーっ」香葉子は叫んだ。まさか池に落ちたのでは。香葉子は池へ向かい走り出した。
香菜子は無事だった。香菜子は食い入るように水面を見つめていた。
「かな・・・」と声を掛けかけた時、香菜子が叫んだ。
「お姉ちゃん!見て!見て!カッパだ!河童が居るよぉ!」妹が夢中で指さす方を見た。
鏡面のような水面に波紋が広がり小さな波がこちらへ向かって来るが何も見えない。池の魚が立てる波のように思えた。ただ、こちらへ向かって来るΛ字形の波の上には・・・・
何かを見たのだが思い出せない。
「お姉ちゃん!見た!河童って本当に居るんだね!」香菜子は興奮した声で話しかけてきた。
「うん・・・。」香葉子は生返事をする。香葉子には河童など見えはしなかった。だがその時、何かを見たのだ。何を見たのかは全く記憶になかった。立っていた波紋はいつの間にか消え水面に森と青空と入道雲を写し出していた。その後の記憶は曖昧だった。ただ、香菜子が抱いていた百合の花と、帰り道の茜色の空と茜色に染まった大きな入道雲と道に伸びる二人の長い影はハッキリと憶えていた。
「眠い・・・なぁ・・」頬杖し汗をかいたグラスを指でなぞる。香菜子はまだ来ない。店に来てから何時間も過ぎたような気がする。きっと午前二時を回っている。しかし時間を見る気もしない。スマホを手にするが香菜子へ催促の電話する気も起きない。
「ホント・・・眠いよ・・もう、カナったら」
「あっ!」不意にあの公園の池での記憶が脳裏に鮮明に浮かび上がる。
「河童じゃない。私達の見たモノ。河童じゃないよ。香菜子ったら」クスクスと香葉子は思いだし笑いを始めた。あの時、二人が見た者は池の水面から半分顔を覗かせ、髷を落とした侍の姿だった。確かに侍の頭の月代は額から頭の天辺まで剃り上げた髪型は河童に似ているかも知れない。ましてや水面に出ていたのは鼻から上の顔半分だ。小さな香菜子が見間違えるのも無理はない。香葉子から再び笑みがこぼれる。
深夜なのに随分と店内が騒がしい。先程から客の来店を告げるチャイムが鳴りっぱなしだ。香葉子の周りも騒ついてきた。
「今日は何かの日かな。こんな真夜中に何かあるのかな」香葉子は襲い来る強烈な睡魔に抗えずテーブルに突っ伏した。遠くで店員の声が響いている。あのカップルも騒ぎ出している。
『何の騒ぎかしら。眠い、とっても眠い・・・』香葉子は深い眠りの底へと落ちていった。
香葉子が寝息を立て始めた頃、店内は大騒ぎになっていた。誰も入店して来ないのに頻繁に入店を知らせるチャイムが鳴り始めたのだ。自動ドアも勝手に開いたり閉まったりしている。その度に店員が戸口へと向かうのだが誰も居ない。まるで透明人間が出入りしているみたいにだ。厨房の店員もフロアマネジャーも浮き足立ってくる。出迎えの店員も店の外へ出て周りを見回したりしている。どうやらチャイムと自動ドアの故障らしいと店員がマネージャーと話している。マネージャーはチャイムを切っておくように指示を出していた。カウンター内の店員達も電気系統の故障らしいとか、冷房も効きすぎて肌寒いとかひそひそと話している。カップルからも冷房を弱くしてくれと苦情がウエィターへ届いている。
その間もチャイムは鳴り続けていた。フロアの店員達は店内の異様な気配を感じ取っていた。店内の席はガラガラでカップルと転た寝している女しかいないはずなのに妙に騒がしいのだ。それは店の一番の繁忙時間の雰囲気に似ていた。店員も同僚と顔を見合わせ不安な視線を交わしていた。カップルの席で女の悲鳴が上がる。
「何これっ!いやぁっ!」 窓ガラスに手の後がべたべたと見る見る浮かび上がった。大きさもまちまちで大きい物は野球のグローブ位あった。悲鳴と同時に店内に異変が起こり始めた。照明が明滅し自動ドアがひっきりなしに開閉を始めた。店内に流れているBGMには耳障りなノイズが乗り耳障りだ。
香葉子は微睡みの中で『もう・・うるさいなぁ。静かにして・・ょ』店内の騒ぎを余所に呟いていた。香葉子が転た寝をしている席の窓に大勢の黒い人影が映る。人影はふらふら、ふるふると震えていたかと思うと次の瞬間、窓ガラスいっぱいに押しつけられた無数の顔が写り込んだ。
ファミリーレストランで大騒ぎを余所に香葉子が居眠りしている頃、妹の香菜子は待ち合わせ場所から百メートルと離れていない所でうずくまり、自分の言葉の足らなさを呪っていた。
『パソコンをしないで。じゃあ無かった。インターネットをしないで。と言うべきだった』ファミリーレストランへ無数の霊が灯りに群がる虫のごとくどんどん吸い寄せられるように向かって行っている。霊の群れがファミリーレストランを中心に嵐のように渦巻いている。香菜子自身もその圏内に在って影響を受けていた。酷い頭痛に加え体の体温や気力は奪われ体が尋常でないほど怠く力が入らない。早く姉の所へ向かおうと気ばかり焦るが体が動かせない。香菜子はかなりの霊能力を持っていたが姉の香葉子が持っている強大な力には足下にも及ばなかった。
姉と私の始まりの日。あの日の事が頻りに思い出される。姉と一緒に行った異界を思わせるあの森と池の事が。私と姉が河童らしきモノを目撃したあと老婆と出会った。
『おや、おや。可愛い巫女さん達だね』と話しかけてきた。巫女さん?何の事だろう。老婆はやさしい笑みを浮かべ百合の花を差し出した。とても鮮やかな紅色の百合の花だった。私は受け取っていい物かどうか思案しモジモジしながら姉のスカートの裾を引っ張った。姉は突っ立ったまま宙を見つめていた。姉の様子がおかしい。
「お姉ちゃん。どうしたの?」呼びかけに全く反応しない。
『その巫女様は今大事なお話をしておられる。そっとしておきなされ』と老婆は穏やかに言った。
「誰とお話しているの?」と老婆に尋ねたが老婆は私の問いに答えず
『・・・様もお喜びじゃて』と一言呟くと目を細め満面の笑みを浮かべると去っていった。
私の手にはいつの間にか百合の花が握られていた。あの日を境に私は霊を見たり感じたりする事が出来るようになった。池の畔で霊力を目覚めさせるか、授かるかしたのだ。姉もそうに違いなかった。だが姉はあの日の事は殆ど憶えてないし、霊の存在など信じていない。でも感じる。姉の側にいると姉のもつ大きな力を。姉自身に霊能力があるという自覚が全く無い。何故だか知らないがその力を無意識に隠しているようにも感じる。それがどのような力かはよく分からないが姉の中にある大きな力を感じる事は出来た。それは壁、行く手を妨げるもの、触れられないもの。そんなイメージを感じる。
『フィルタリング、選択的排除、遮蔽』いきなり胸に浮かび上がる言葉。
「結界・・・姉の力は結界を創る事・・・?」胸の内に話しかける。
「違うの?」
「そう・・・そうなのね、姉自身が何かの結界として機能しているのね」
胸の奥から答えが返ってくる。夜空を見上げる。無数の細かい糸屑が舞っていた。糸屑は姉の待つレストランへ吸い込まれるように流れてゆく。霊塵だ。霊として形を保てなくなった霊のなれの果て。香菜子の疑問に対して次から次へと胸の奧から回答が浮かび上がる。香菜子は鉛の服を着たように重くなった体を引き摺り姉の元へと向かう。
どうやら私は姉の持つ強大な力の制御が役目らしい。しかし、今回のこの異変はイレギュラーな出来事だ。ネットを経由して何らかの力が作用した結果だ。姉自身、今回の異変には全く気づかないだろう。霊感の低い一般の人達より更に霊を感じることは出来ない。いや、見たり、感じたりしない事が姉の力の一部なのだ。いずれ私達姉妹はあの池へもう一度行かなければならない。でも、今はその時では無い。姉があそこで神歌を唱うのはまだ先だ。今はこの事態の収集をしなければ。姉の力があれば何とかなるだろう。香菜子は霊や
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます