第16話 オナニーはするな 男でも女でもだ
重要かつ基本的なこと、かつ皆が間違いやすいことだから、先に書く。オナニーはするな。男でも女でもだ。
やめろという最たる理由は、それが俺たちのエネルギーと思考を奪うからだ。学校でオナニーしても問題ないとか、医者も問題ないと言っているとか、した方が前立腺癌を防げるとか、いろんなことが言われているが、人生を良いものにしたいのなら、やめておけ。人はやりたいことを正当化するものだ。
思春期以降、特に男ならやってる奴ばかりだろうが、最初にオナニーした時の快感の後に、罪悪感を覚えた奴はいないか?誰にダメだと言われたわけでもなくても罪悪感を感じることがある。それは、お前の意識がやってはならないことだと言っているからだ。お前の意識とは、つまりこの世界であり、神である。それが、お前にやるなと呼びかけているのだ。
オナニーは薬物を同じである。いや、気軽にできるので、薬物よりタチが悪い。薬物もオナニーも、脳内に快感物質を本来得られる形とは別の形で強制的に発生させ受容するものだ。そしてそれに依存する。そうすると、思考はその快感を受容することに多くを占められるようになる。自分はそんなことはないと思っていても、無意識に、世界を異性を見る目が変わってしまう。思考やエネルギーが、そうしてそれに奪われる。
オナニーをしていない子供も頃を考えてみろ。小さなことでもワクワクし、興奮し、世界をもっと楽しめていたはずだ。性エネルギーというものは、生物の持つエネルギーの中で一番強いものの一つだ。それを無為に放出してしまうのはあまりにもったいない。それを自分の思考、エネルギーの強化に使わねばならない。なりたい自分になるためには、性エネルギーを使い、思考を強くするのだ。
考えたことが自分を作り、考えたことが世界を変える。目に見えぬほど遅い変化の時もあるが、事実だ。最強ツールである思考エネルギーを無為のオナニーのために割いてはならない。オナニーは知らないうちに、習慣化し、自分の人生を変えてしまう。自己完結する脳内快楽物質の受容だけを求めるなら、オナニーをしてもそいい。だが、誰もヘロインや覚せい剤中毒者の人生など望んでいないだろう?それは俺たちの意識が知っているからだ。俺たちは神なんだ。
少しならいいだろう。量を守ってやればいいだろう。薬物中毒者と同じ考えだ。それは知らずにお前の思考を蝕んでいる。オナニーの悪いのは、思考を蝕まれていると、薬物のように見えないことだ。異性を求めるのは、良い。しかし快感を求めるのは、思考を蝕む。自分を変えたいなら禁欲することだ。
具体的には、性的快感に結びつくことをなるべく考えるな。ネットなどで動画を見るなど、持ってのほかだ。自慰行為をしなければ、動画を見たり、想像してもいいという考えは捨てろ。それは、思考、エネルギーを奪うという点で自慰行為を変わらない。
誤解なきようにいうが、恋愛はいい。人生の伴侶とする性行為はいい。だが、快感を求めて行う自慰、性行為はだめだ。
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