第27詩 赤い縁


僕らの縁は赤く燃えている


それは日常的で 非日常でもある


どうにもできない出来事や コントロールできると信じている出来事


そんな色々な思いを この燃えている暖炉の火にすべてくべて


燃え尽きて炭にでもなればいいのに


灰になったその後に 残るのはなんだろう


それは喜びではない事だけは知っている


炎はとても熱く 憂いている


涙の様に揺らめいて 悲しみのの様に流れている


そんな縁なら切ってしまえばいいと思うのも仕方がないだろう


だが 一度切った円は元に戻すことが困難なのだ


炎はより一層強くなる そのまま燃え尽きればいいと思う


だけど その炎の中に手を突っ込み 掴み取らなければいけないものも


あるだろうと私は信じている 信じたいと思っている

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