第26詩 青い線



古い本に綴られた一文


顔のない者たちへの孤独


我が繋がりの失った虚無感


繋がりの無くなった手に何の意味があると言うのだろう


他者という恐怖に出会った時


それは爆発する革命的瞬間


青い海原に浮かぶ一つの小さな船に


見えない色々な大きさの船が蜘蛛の巣のように繋がっている


それは手で繋がる一つの希望の様に


だからこそ 繋がらなくなった今 絶望に身を震わす


孤独という名の 疲労困憊の時間


だからこそ 青い地平線を越えなければならない


あの青い海と 青い空を隔てている一線へと航海を再び始めなければ


恐怖に下を向き 波に身を任せたいけど


失った手を取り戻さなければいけない


それほどまでに 暖かい手だった


希望というのにふさわしい すばらしい繋がりに


重い顔を上げて あの青い地平線へと

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