第24詩 乾く喉
口の中がカラカラに乾く
いくら水を飲んでも その水は本当に水なのか疑わしくなるほどに
喉は乾き
首元を爪でかき切る
血を出して両手でそれをすくい
口に含んでもやはり渇きは癒えない
吐いても吐いても 喉の渇きは変わらない
何も感じない そう思いたいだけ
渇きはずっとある
潤せる水はコンビニにはなかった
お金を払って買えるなら ただその水は途方に高い
その水も渇きを癒せるかはわからない
ただ体は潤っても 胸の奥の渇きはずっとある
それを癒せるのなら 水にこだわる必要はないのかもしれない
みんながどう渇きに対処しているのかはわからないが
自分も水に頼らずに 他の方法で潤わせなければいけないのだろうか
今はわからないけど いつかわかる日がきたらいいなと思う
それまではこの胸の渇きを抱きながら 生きていく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます