第24詩 乾く喉



口の中がカラカラに乾く


いくら水を飲んでも その水は本当に水なのか疑わしくなるほどに


喉は乾き


首元を爪でかき切る


血を出して両手でそれをすくい


口に含んでもやはり渇きは癒えない


吐いても吐いても 喉の渇きは変わらない


何も感じない そう思いたいだけ


渇きはずっとある


潤せる水はコンビニにはなかった


お金を払って買えるなら ただその水は途方に高い


その水も渇きを癒せるかはわからない


ただ体は潤っても 胸の奥の渇きはずっとある


それを癒せるのなら 水にこだわる必要はないのかもしれない


みんながどう渇きに対処しているのかはわからないが


自分も水に頼らずに 他の方法で潤わせなければいけないのだろうか


今はわからないけど いつかわかる日がきたらいいなと思う


それまではこの胸の渇きを抱きながら 生きていく


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