第23詩 土肥えし地球



手を叩き


鼓動に任せて歩けよ


その頼もしき気持ちを大事にして


体の芯につまったものを出して


遠き日に思い出したあの太陽の恵みを


月明かりの届かぬ暗闇の静かな息吹を


秘密の心を溶かしてくれる


同調の鼓動を大事にして


異なるリズムも持ち歩こう


そこに何かがあると信じて


たとえ何もなくとも


自分の鼓動が生まれる


その気持ちを大事にして


血を愛し 地を思いし


太陽の恵みをかみしめて


月明かりを彷徨う旅人よ


共に行こう


地肥えし地球を信じて


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る