第18詩 夢見がちなタイムライン



時間に沿った流れの中で 生きていく人生の一端を知る


そこには虚構も 嘘も本当もない 


あるのは事実だけ


時間に沿った線の上で 人は踊る


君の見た彩られた写真の数々は 夢に出てきた片すみにいた影のように


ユラユラと 不安定な心に線を引きながら


鉛筆の芯がおれても描き続ける君は まるで獣のようだ


しかし それもまた 羨望の的に移るときが自分にもある


それはとても滑稽で 笑わずにはいられないが 実際には苦笑するだけ


なぜなら自分も時間の線へと乗っているのだから


ただそこにあるのは 悲しみと 卑しさと 妬みと 一かけらの喜びだけだ

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