第8詩 恐怖のゾンビ男



君は知っているだろうか


ゾンビという存在がいる


殺しても死なない 不死身の存在


それでいて 人を襲う 恐ろしい奴らだ


都市伝説と笑うものもいるだろう


ゾンビ男という話があるとしよう


隠れた闇の中で ゆっくりと忍び寄る


そいつは 君の耳元でささやくのだ


君はゾンビか?


聞かれたものはどう答えればいいのか


イエスといえば殺される ノーといえば殺されない


誰もがノーと答えるだろう


しかし その質問に疑問をもった者がいるのだ


そもそも ゾンビは本当にいるのだろうか


そう答えた時 闇に隠れた者はどんな反応をするのか


いると答えるのか いないと答えるのか


普通はいると答えるだろう ゾンビを探して回っているのだから


しかし いないと答えた時 都市伝説は消える


ゾンビはもう死んでいる存在だ そして その状態が苦しいと感じている時


ゾンビはいないと答える


そう 結局は ゾンビも寂しいのだ 


死なないのだから 確かめているだけなのだ

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