第7詩 そこに魂はあるのだろうか
その体に魂はあるのだろうか
頭の中で思考してうごきだすその体は人形なのではないのだろうか
痛みの感じる人形
この世界に唯一自律する人形
彼らに魂の話をしてもポカーンと顔をするだけで話を聞いてくれない人が多い
いや これは私の周りだけ多いのか
いずれにしても 人と人形の差は何だ?
それこそ魂があるかないかではないのだろうか
魂とは人の本質 その人間の自己証明 或いは心と呼ばれるもの
それにしても 心というものを入れる魂という器 それこそが人間が人間たらしめているのではないだろうか
そこから色々な疑問や投げかけ 或いは証明といったものが押し寄せてくる
だか 結局は魂というものは存在するのか それはだれにもわからない
わかるとすれば神聖なる者の存在だけか
藁にもすがるその様は まさしく魂に囚われた魂そのものではないだろうか
よくある話で 涙を流せる人形には魂が宿っていると言われる
それは真実といってよいのではないだろうか
魂とは それほど正確な存在なのだろうか
不確かなものだからこそ 魂という曖昧な存在ではないのだろうか
私は魂に呼びかける お前は私か それともただの空っぽの人形なのか
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