第506話 クラフトワーム出現!

 アオイ:魔王具、開拓王のまさかりを飲み込んだクラフトワームを追って移動するアリスさん達・・・おや?またもぽてとちゃんの様子が・・・


 魔界時間16:00 惑星リンギョウ ジュモク樹海


 アリス:テイオウゴマダラ大迫力だったね♪


 ぽてと:まだまだ世界は広いっす♪・・・プォ⁉︎


 ヴィオラ:陛下、これは!


 アリス:来たね!


 ぽてと:お〜っ!来るよ〜!もうすぐ来るよ〜!


 座り込み振動を始めるぽてと


 ぽてと:プモモモモモモ・・・


 気配を察知して指差すアリス


 アリス:あっちから来る!


 ぽてと:来るよ来るよ〜、真下に来るよ〜!


 振動が激しくなると同時に地下で衝突音と共に地中から超巨大ミミズが現れる


 ワーム:グオーーーッ!いってーーーっ!誰だ、地下にあんモン埋めたのは‼︎


 アリス:君がクラフトワームだね?


 ワーム:だったら何だ?てか、アレ埋めたのお前か?


 アリス:違うよ、私達は今日来たばかりだしそこに何が埋まってるかなんて知らないよ?


 ワーム:どうやら嘘は言ってない様だな。  


 アリス:何が埋まってたの?

 

 ワーム:知らねぇよ、俺ぁ忙しいんだ。自分の目で確かめな、じゃあな!


 再び地中に潜り去っていくクラフトワーム


 ぽてと:プモモモモモモ・・・プモ。もう居ないっす。


 アリス:あっ!魔王具の事聞くの忘れてた。

 

 ヴィオラ:また会えますよ。


 アリス:だね。それにしても、何が埋まってたんだろう?


 千夜:皆さん、大丈夫ですか!  


 カリーナ:な、何ですかこの大穴は⁉︎


 アリス:実は・・・


 事情を説明するアリス


 千夜:成る程、クラフトワームがこの地中に埋まっている何かと激突して痛みのあまり地上へ飛び出したと。


 カリーナ:国王陛下にお報せしておかないとね。  


 ラクスと繋ぐカリーナ


 ラクス:ゴッホゴホッ!ち、地中に何かが埋まってたでブヒか?


 カリーナ:はい。


 ラクス:ふ〜む、魔界宇宙最強の貴金属であるダークマター鉱石をも頭突きで砕いて平然としているアイツが・・・ゴッホゴホッ!失礼、痛がる程とはよっぽど硬い・・ゲッホゲホッ!硬いのであろうな。


 カリーナ:如何なさいましょうか?  


 ラクス:危険な古代兵器の可能性もある。ビースト・・・ゴッホゴホッ!ビーストヘッジ工科大学に調査依頼をする故、その大穴の周囲を立入禁止区域とせよ。


 カリーナ:国王陛下の仰せの通りに。


 通話を切るカリーナ


 アリス:もうクラフトワームはこの星に居ないし、この場を離れましょうか。


 千夜:そうですね。

 

 カリーナ:では行きましょう。


 空間転移する一行


 ぽてとが背中に巨大な卵を背負ってるのに気付く千夜


 千夜:ぽてとちゃん、その背中の卵は何?


 ぽてと:んあ?コレっすか?でっかいミミズさんが飛び出した時に一緒に出てきたから拾ったっす。  


 卵にある王冠の紋様に気付くカリーナ


 カリーナ:これはテイオウゴマダラの眷属、王冠の紋様があるから後継種の卵ですね。私が元の場所に返しておきます。


 カリーナに卵を渡すぽてと


 ぽてと:お願いするっす♪


 アリス:じゃ、次の惑星に行こっか。


 次回へ続く・・・








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