第411話VSポリスティア合衆国(前編)
魔界時間7:59 帝王都サタンヘイルダム 商業エリア OHNテレビ特設スタジオ
AD:間もなく本番で〜す!
司会:さ、始まりますよ〜♪
AD:本番5秒前〜、4、3・・・
司会:皆さんおはようございます、今日もやって参りました国土争奪戦争。今回は今魔界全土で注目のシルフィード王国です!今回挑むのは公安超大国ポリスティア合衆国。果たしてシルフィード王国は奇跡の11連勝を飾る事が出来るのでしょうか。それでは現場の武崎さ〜ん?
同時刻 ポリスティア合衆国戦戦場 デカチョウ平野
武崎アナ:はい、こちらはシルフィード王国VSポリスティア合衆国戦の舞台となるデカチョウ平野です。今回も観客席はご覧の通り満員となっております!今回の見所は何と言ってもあの伝説の独裁者、アドルフ・ヒトラーの参戦ですね。
風間博士:ポリスティア合衆国を連勝に導くあのスキルですね。
武崎アナ:しかし国土争奪戦争の参戦者は一度参戦すると次戦には参戦出来ないルールでは?
風間博士:ルールの中に『常戦指定』されてる参戦者であれば1人のみ全戦参戦可能なのですよ。
観客席
ヒロ:いや〜、最前列のチケット取れて良かった〜♪
ゲン:しっかしお前、シーラント諸島連合国の超豪華客船クイーンサタナキア号の時といい、今回といい、本当にそういう引きは強いにゃ。
ヒロ:えっへへ〜、ソシャゲのガチャでもSSR以下を引いた事ないですよ〜♪
鈴:自分だけならまだしも、人数分引き当てるなんて。
ジェニファー:すみません、私達の分まで。
マサアキ:ホント凄いっすよねヒロパイセン♪
ヒロ:せめて『法師パイセン』って言って。下の名前で言うと分かり辛い。
戦場中央
審判:それでは両国魔王前へ!
中央壇上に上がるアリスとダニエル
審判:先ずはシルフィード王国側、タイタニア伯爵領のエリアフラッグとユリア・タイタニア伯爵を前へ!
ユリア:きっと勝てると信じてます陛下!
アリス:うん、待っててね♪
審判:続いてポリスティア合衆国側、ケーシチョウ州のエリアフラッグとクリス・チョウカン知事を前へ!
クリス:ヒトラー閣下、勝っても負けても『もう1つの勝負』頑張ってください!今の時代女性から告白っていうのもアリですよ♪
ヒトラー:うむ♪
ダニエル:ん?アドルフは誰かに告白するのか?
警官:陛下、その台詞。絶対ヒトラー閣下本人に言ったら駄目ですよ。
ダニエル:何故だ?
胸ぐら掴む警官
警官:とことん鈍い人だなアンタは!ヒトラー閣下が告白しようとしてるのはアンタだよ!
ダニエル:・・・・・・・えーーー⁉︎
審判:これより、シルフィード王国VSポリスティア合衆国戦の開戦を宣言します!
中編へ続く・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます