魔王少女物語

第404話合衆国議会

　アオイ:国土争奪戦争ポリスティア合衆国戦を残り6話を前に合衆国議会ではある１つの議題が挙がっていました。

　魔界時間14:00 合衆国議会本会議場

　アオイ:合衆国議会本会議、そこに集うのは議員ではなく魔界宇宙各国の公安大臣、警察庁長官なのです。勿論そこにはシルフィード王国の風華・リベリオンさんも来ています。

　コウアン議長:これより、合衆国本会議を執り行います。ポリスティア合衆国大統領兼魔界宇宙国際警察長官ダニエル・ハザード君、今回の議題を・・・

　ダニエル:はい。今回議題に挙げるのは、ビバロン王国を発端とした魔界宇宙各国で起こっている巨獣の異変についてです。

　ユアミ公安大臣:ビバロン王国警察当局の調べでは我が国の貴族、旧フロオウケ伯爵家別荘に封じられていた天界宇宙最古にしれ最悪のマッドサイエンティスト『ゲルマルク・鶯（うぐいす）』博士の魂が起こした事件がきっかけでした。

　アオイ:この方は温泉超大国ビバロン王国の公安大臣のユアミさん、種族は鬼族です。

　ウクレール警察庁長官:袋井耀蔵氏の派閥の天界宇宙中央政府のドナルド・カルメ元上院議員が封印を解いたとこの調書にありますが。

　アオイ:こちらの方はシーラント諸島連合国警察庁長官のパトリシア・ウクレールさん。種族は阿修羅族。

　ユアミ公安大臣:はい、袋井耀蔵氏が4界宇宙大法廷で裁かれる以前から計画は中断される事なく進んでいて、万が一当人が逮捕され裁かれても計画が一人歩き出来るように仕組まれていたようです。

　カスタード公安大臣:ビバロン王国、シーラント諸島連合国そしてこのポリスティア合衆国。このルートだと次に狙われるのは我が国甘味超大国スイートフル王国の巨獣『デコレートスコルピオ』『デンタルコブラ』『ホールケーキアリゲート』の内のいずれかか、その全てのどちらかになりますね。

　アオイ:この方は甘味超大国スイートフル王国の公安大臣ミリアム・カスタードさん。種族は夜叉族です。

　風華:現在天界、魔界宇宙両世界宇宙の国際警察と連携して袋井擁護派の残党狩りを行なっていると聞き及んでおりますが閻魔帳の目の届かない天界ではなかなかその規模を把握出来ません。

　アオイ:そしてこちらが我らが主人公アリス・シルフィード女王陛下の治めるシルフィード王国警察庁長官の風華・リベリオンさんです。

　セスナ公安大臣:我が国、航空産業超大国エアフォート連邦にも残党が暗躍しているとの目撃情報が入っております。

　アオイ:この方は来春公開予定の『魔王少女物語外伝』に登場する航空産業超大国エアフォート連邦の公安大臣イレーヌ・セスナさん。種族はハーピィ族です。

　ダニエル:同時多発的に動かれると厄介ですな。我々がより一層連携してかからないといけませんな。

　突然扉が開き現れるヒロ

　ヒロ:すみません、遅れました！・・・・ってあれ？

　アオイ:この方はヒロ・法師さん。4界宇宙統合国際警察の特別権力強制取締課でおやっさんの部下です。種族は犬の獣人です。

　一同にヒロ見る各国警察代表

　ゲン:馬鹿！こっちにゃ、こっち！

　アオイ:こちらが『おやっさん』の愛称でお馴染みのゲン・サトウ警部。種族は猫神様です。

　ゲン:し、失礼しましたにゃ！

　カスタード公安大臣:・・・・えっと。

　ダニエル:彼等はドラゴニックマフィア幻龍会、その中で袋井擁護派の傘下組織を追ってる者達です。

　風華:この国で暗躍してた者達ですよね？

　ダニエル:そうです。別室で捜査会議をやっているのですよ。

　別室

　ヒロ:すみません、おやっさん。

　ゲン:いや、俺もちゃんと言わなかったのが悪かったにゃ。

　鈴:じゃ、捜査会議を始めましょうか。

　アオイ:この方も4界警特権課の黒川鈴（くろかわすず）警部です。

　ジェニファー:あ、あの。

　アオイ:こちらは天界宇宙国際警察組織犯罪対策課のジェニファー・三黒（みくろ）刑事さん。

　マサアキ:ヒロ先輩待ってる間に昼になったんでは、腹減ったっす。

　アオイ:そしてこちらは魔界宇宙国際警察組織犯罪対策課のマサアキ・クローズさん。

　ヒロ:うぅ、ホントごめんね。

　鈴:フフッ、じゃあお昼にしてからにしましょうか♪