第403話小雪の祖母
アオイ:小雪ちゃんがいつも『ばっちゃ』と慕うお婆ちゃん。祖父の
魔界時間10:00 ポリストンホテル
ウグイス:あのさ・・・
アオイ:こちらは天界宇宙最強の古代兵器ヴァルキリー、その中でも最強のシングルナンバーズの一体で『タイプ03』のウグイスさん。
ハル:いきなりどうしたのです?
アオイ:そしてこちらは『タイプ01』のハルさん。
ウグイス:小雪ちゃんってよく祖母ちゃんの話するけど、小雪の祖母ちゃんってどんな奴だ?
ハル:そう言われてみればよく懐いているらしいですけど一度もその姿を見た事ないですね。ユキは何か聞いてますか?
ユキ:いえ、私もお側近くにお仕えしてますが見た事ないですね。
アオイ:こちらは『タイプ02』のユキさん。
雛のデバイスの画像を見るちびっ子達
雛:これがこゆきちゃんのばばさまどしゅえ〜♪
杏:ほわ〜、きれいなおんなのひとです♡
ミオ:まるでめがみしゃまでにゃんすぅ♪
小雪:てれるべ〜♪
リタ:ホントにきれいね〜♡
ウグイス:小雪ちゃんの祖母ちゃんが映ってる⁉︎
雛:アンタしゃんたちもみましゅかえ?
ハル:み、見せてください!
雛:あ、じ〜じからだ・・・ひなどしゅえ〜♪・・・うん・・・うん・・・
ウグイス:ぐぬぬ〜!もうちょっとだったのに!
小雪:ばっちゃにあいたいべか?
ハル:はい!
小雪:ほしたらついてくんべ。
部屋を出る小雪
ユキ:ま、待ってください!
1階ロビー
銀髪の美女:小雪!
小雪:ばっちゃ!
小雪を抱き上げて頬擦りする銀髪の美女
銀髪の美女:う〜ん!暫く見ない内に立派になったなぁ♡
ハル:あの方はもしや『ユミル』
ウグイス:ユミルっていや人界の北欧・ゲルマン神話に出てくるラグナロクで巨人サイドの氷の女神だろ?てか本物はじめて見た。
ユキ:ラグナロク以降歴史の表舞台から姿を消して行方不明とありましたがまさか小雪様のお祖母様だったとは。
ウグイス:気の所為かわかんないけど、あの婆さんラグナロク以降歳とってなくね?
ハル:気の所為じゃないようです、本当に歳とってないですよ。
ユミル:ん?お前はシングルナンバーズのタイプ03か。懐かしい、ここに来て再びヴァルキリーを見るとは、長生きはするモンだな♪
ウグイス:1000年ぶりだな婆さん、あん時アンタは3000歳だったか
ユミル:うむ、そうだったな。それにお前さん、狂気に満ちた顔もすっかり角が取れて柔らかくなったじゃないか♪
ウグイス:お姫さんのお陰でな♪
ユミル:そいつは良かったな♪
小雪:なあなあ、ばっちゃ。
ユミル:ん?何だ小雪。
小雪:オラでしができたべ♪
ユミル:お〜!流石我が孫娘、それでどんな奴だ?
『海神のロザリオ』を掲げる小雪
小雪:ローザ!
小雪の前に現れるローザ
ローザ:ウッス!お呼びですか師匠!
ユミル:な!お前はポセイドン⁉︎
ローザ:苗字で呼ぶなって、ユミル⁉︎
小雪:しりあいだべか?
ローザ:え、ええ。まぁ腐れ縁って奴で。
ユミル:ププッ・・・お前が・・・弟子♪
ローザ:そうは言うがお前の孫娘凄いぞ〜♪
ユミル:当然だ、『私の』孫娘だからな♪
ローザ:なにをー!小雪ちゃんは『私の』師匠だ!
ユミル:お前にウチの孫娘はやらん!
一触即発ムード
小雪:ケンカするならオラきらいになるべ!
ユミル:け、喧嘩などしてないぞ小雪!
ローザ:そうですよ師匠、な?ユミル。
ユミル:うむ!
小声で話す
ユミル:(小雪に嫌われたら生きる意味などない、小雪の前だけは休戦だ、いいな)
ローザ:(不本意だけど仕方ないわね)
小雪:なにコソコソはなしてるべか?
ユミル:な、なんでもないぞ。な?ローザ。
ローザ:そうそう、なんでもないですよ〜♪
小雪:?ならいいべ。
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