第400話遭遇
アオイ:幻龍会の一件がひと段落し、いよいよ国土争奪戦争ポリスティア合衆国戦が残り10話となった今回、ここでアリス女王陛下は参戦者の1人と遭遇します。
魔界時間10:00 セントラルパーク
薫:今回の国土争奪戦争、一番の脅威は『アドルフ・ヒトラー』だな。
アリス:うん。良心ランクは最低のE、一見すると戦力外だと思うけど・・
薫:厄介なのはその『特殊スキル』だな。確か・・・『ヒトラーの演説』聞いた者を相手国、つまりこちら側の陣営をも味方につける妨害系スキルだったな。
アリス:チャーチルさんか、英雄系偉人の特殊スキルで相殺されると逆に副作用で相手国側をこちらの味方に出来るって諸刃の剣のスキルだよね?
薫:『万が一』に備える必要があるな。
アリス:大丈夫、ちゃんと『保険』はかけてあるから♪
アリスの心を読む薫
薫:成る程『あの偉人』か♪
アリス:あ〜!薫姐さんまた私の心読んだでしょー!
姉御肌な女性:おやおや、随分と楽しそうだね♪
アリス:どちら様?
女性の心を読む薫
薫:な⁉︎
アリス:どったの?
薫:お前は本当に『遠山金四郎』なのか⁉︎
アリス:え!あの名奉行の遠山金四郎⁉︎って、人様の心勝手に読んじゃ駄目だよ薫姐さん。
金四郎:どういうカラクリかは知らねえが、確かにオイラは遠山金四郎さ。ま、どうして女になっちまったかは知らねえが♪
薫:ポリスティア合衆国の参戦偉人はヒトラー以外公安系偉人だったな。
金四郎:ああ、ヒトラーの姐さんか。あの人キッツい性格してるから正直俺ぁ苦手だ。
薫:ちょっと待て、今『姐さん』って言ったか?
金四郎:ん?言ったよ。
薫:信長達みたいに身体は女性、魂は別次元の世界の同一人物の男性って感じか?
アリス:見た目は(自主規制)中身は(自主規制)って何処ぞの探偵ものの主人公みたいなフレーズだね。
薫:と、兎に角!アドルフ・ヒトラーも肉体は女という事か。
金四郎:えらく背が高くて乳がデカくて赤い髪の女だぜ。
アリス:男の方のヒトラーって背はそんなに高くなくてちょび髭のオッサンだったよね?
薫:ああ、大抵の次元のヒトラーはそうだな。女っていうのは稀だぞ。
アリス:写真か何かある?
デバイスの画像を見せる金四郎
アリス:江戸時代の名奉行がデバイス・・・って、超絶美人!
薫:加えてキツい性格ときたらドMにモテそうな奴だな。
金四郎:ドMってぇのがイマイチわからねえがあえて虐められてぇって変わった奴は男女問わず寄ってくるな。
アリス:やっぱり。
金四郎のデバイスが鳴る
金四郎:ほいほい・・・おお、ヒトラーか。丁度お前さんの話しを・・・え?戻って来いだって?あいよ〜。
アリス:お呼び出し?
金四郎:そうみてぇだ。てなわけでオイラはここで失礼するよ♪
アリス:まったね〜♪
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