第382話面会
アオイ:幻龍会会長『
魔界時間12:00 堅牢の森管轄都市 プリズンシティー
アリス:え!弁護士さん遅れてるって⁉︎
マサアキ:いや〜、すんません。どうやらザルダジア様がご機嫌ナナメでして、機嫌が治るまで出国便が欠航だとか。
アリス:司法超大国ザルダジア連邦のリーシャ・ザルダジア様かぁ。確か魔界宇宙6大魔王の1人で元天候の女神様。気分で天候も連動するから大変だよねぇ。
マサアキ:ま、しょうがないっすよね。
ジェニファー:では行きましょうか。
アリス:小雪ちゃん、豆子ちゃん、案内よろしくね♪
小雪:ほいさ!
豆子:アオン♪
25分後 堅牢の森 プリズンドーベル前
小雪:お〜!まめこのおっかあだべ♪
プリズンドーベル:アオーーーーーン!
ジェニファー:間近で見るとホント迫力あるわね〜。でもこれどうやって入るんだろう?
マサアキ:背中の建造物から入るんすよ。あの区画から入るにはプリズンドーベルの眷属カンシュドーベル、中でも『後継者』の持つ『鍵』が必要でして。
アリス:それが豆子ちゃん。
マサアキ:そうっす。カンシュドーベルは後継者に近いほど鍵の色が違うっす。それぞれ『銅』『鉄』『銀』そして正当な後継者の『金』っす。
機長:フライトの準備が整いました。皆様そろそろ出発いたします。
アリス:行こう、再び美琴さんのところへ!
フライトより30分後・・・
ジェニファー:幾重もの次元結界や高次元シールドを抜けてようやく着いた。
アリス:これってカンシュドーベルが付いていないと行けないんでしょ?
マサアキ:その通りです。幾重にも張られている次元結界や高次元シールドの影響で空間転移出来ない上にこの巨体だから普通に飛んだらマッハ1000を叩き出す高速戦闘機でも給油無しで100日かかるんっす。
背中部 監獄エリア入り口
アリス:ここから体内に入るの?
マサアキ:ええ、ここが正式なルートの入り口っす。まあ、豆子ちゃんが一緒にいてくれさえすれば攻撃される事もトラップが作動する事もないっすから。
アリス:そんじゃ、レッツゴー♪
1時間後 プリズンドーベル最深部 特別牢
美琴:・・・来たか、折角ここまで来て申し訳ないが帰ってくれ。私は何も話す事はない。
アリス:それもこれを見れば『話したくなる』じゃないんかな♪
アリスのデバイスに優実の映像が映る
優実:これな〜に?
杏:うどんです!ちゅるちゅるのウマウマです♪
美琴:ゆ、優実⁉︎
アリス:この子でしょ?貴女が『真実を話せない理由』は。
美琴:助けて・・・くれたのか?
アリス:まあね、ウチの精鋭と妹とその友達のお手柄だよ♪今は魔界宇宙第2位の警備会社の社長さんが責任持って預かってる。
美琴:魔界宇宙中央政府軍務省伝説の軍人ミシェル・ウスバッタか!
アリス:それにヴァルキリーシングルナンバーズもいる。これ以上にないくらい安全でしょ?
美琴:・・・・・・フッ、お前には一生かかっても返しきれない『恩』が出来た。私のかけがえのない『宝物』を救いだしてくれた。良いだろう、私の知り得る全てを話そう。
アリス:そして裁判に勝とう、優実ちゃんのためにも♪
美琴:ああ!
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