第370話後日談(後編)
アオイ:アラシノオトシゴの影響で欠航していた空港も運航出来るようになったとあって多くの人で混み合っているようですね。
魔界時間10:00 首都トワイライト島 次元国際空港 出国ゲート
蓮:ようやく帰れるけど・・・人凄い。
千夜:そりゃそうよ。アラシノオトシゴの台風は次元空間にも影響するから全便満席でしょうに。
蓮:ホント、チケット取れて良かったよ。
千夜:そうね。
国賓専用出国ゲート
莉音:ふむ、国賓専用出国ゲートでもこの混みようか。
アオイ:この方は3人の準主役の1人、ムネミツ皇国皇王、
イザベラ:あら莉音。貴女も出国?
アオイ:こちらはヘルベルト帝国女帝イザベラ・ヘルベルトさん。この方も3人の準主役の1人で。詳しくは239話『第3の新興国』で。
莉音:こちらは収穫なし。そっちは?
イザベラ:閣僚候補はいないけど、新たな魔王秘書なら・・・
エリ:・・・・・・・・
饅頭を頬張りながらエリを見るちびっ子達
ちびっ子達:もっち、もっち、もっち。
エリ:(え?なんで?何でこの子達饅頭頬張りながら私を見てるの?)
アオイ:この方は酒呑童子族で純血種のエリさん。詳しくは347話『海上採掘基地を解放せよ!』で。
杏:オニのおねえしゃんです。
小雪:おっきいべぇ。
雛:ツノがりっぱやわぁ♪
リタ:リタしってる。オニさんはツノをこちょこちょするとちからがぬけるんだって。
ちびっ子達:じ〜・・・
エリ:(見てる、私の角をめっちゃ見てる!)
杏:こちょこちょしてみるです!
小雪:レッツトライだべ♪
雛:のぼりまひょ♪
リタ:レッツチャレンジ♪
エリ:え?ちょ!まさか⁉︎
エリに全員がかりでしがみつくちびっ子達
エリ:へ、陛下!助け・・・
ミシェル:あー!こんなトコいたっス!
杏:あ、ミシェルおねえちゃん。
小雪:お〜い!
雛:はぐれたかとおもったわぁ。
リタ:・・・チャレンジしっぱい。
ミシェル:ほら、あっちで私の自家用機が待ってるっスよ!
ちびっ子達:あい!
エリ:た、助かったぁ〜!
リタ:つぎはどこぉ?
ミシェル:お巡りさんの国っスよ〜♪
杏:おまわりしゃん!
小雪:カッコいいべ♪
雛:いってみたいわぁ♡
リタ:これからいくんだって♪
ちびっ子達:わ〜い♡
搭乗口に駆け込むちびっ子達
ミシェル:あ!コラッ!走ったらあ〜ぶないっス!・・・あ、ども。お騒がせしたっス。コ〜ラッ!待つっス!
ジェシカ:次は公安超大国ポリスティア合衆国だっけ?
アリス:うん!
ジュリア:でしたら私から忠告です。彼が、ポリスティア合衆国魔王、ダニエル・ハザード大統領の『あの偉人』には気を付けてください。
ジェシカ:あ〜、ウチの国も10年前に挑んだ事あったけど。あの偉人『独裁者系偉人』で独裁者系偉人は特定の偉人でしか特殊スキルを相殺出来ない厄介な奴だから大変だよ〜。
アリス:その偉人って切り札?
ジュリア:はい。なので参戦頻度は割と高めです。
アリス:その偉人の名前は?
ジェシカ&ジュリア:『アドルフ・ヒトラー』
アリス:え⁉︎アドルフ・ヒトラーって良心ランク最低のEでしょう?
ジュリア:良心ランクは最低ですが、その特殊スキルが危険なのです。
ジェシカ:ヒトラーに対抗出来る偉人がいないと速攻で敗戦確定だよ。
アリス:ヒトラーに対抗出来る偉人って言ったら・・・旧ソ連のスターリン、アメリカのルーズベルト・・・あ!いた!ヒトラー対策の『究極の天敵』が!
ジェシカ:なら大丈夫だね♪
ジュリア:御武運をお祈りしています♪
アリス:ありがとう♪じゃ!
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