第369話後日談(前編)
アオイ:国土争奪戦争シーラント諸島連合国戦が無事終戦、皆んな各々の目的に動くためせっせと準備をしているようですね。
国土争奪戦争終戦翌日 魔界時間9:00 首都トワイライト島 オーシャンリーフホテル
国賓専用VIPエリア客室
アリス:シキ姐さん、私の下着知らない?
シキ:それでしたらこちらに。
アリス:・・・・・これ、新品なんだけど。
シキ:洗っておきました。
アリス:もう一度言うね。シキ姐さん、これ新品なんだけど。昨日今日買った感が凄いんだけど。
目が泳ぐシキ
シキ:お、おかしいですねぇ。
アリス:私の使用済みどこいったの?
ヴィオラ:貴女・・・まさか。
ミシェル&もぐもぐガールズの部屋
ミシェル:は〜い!皆んな忘れ物ないっスね?
杏:きのうぬいだあんずのぱんちゅがないです。
小雪:オラも。
リタ:リタも。
雛:ウチのもあらへん。
ユキ:小雪様、バスルームにポシェット忘れてましたよ・・・ってどうしました?
小雪:オラたちのぱんちゅがないべ。
ユキ:え?おかしいですね。それでしたら昨夜皆様の汚れ物袋にまとめておいた筈ですが・・・まさか。
ハル達を睨むユキ
ユキ:そこ!全員整列‼︎
ユキの前へ整列する従者達
ユキ:昨晩貴女達は何をしてましたか?
ウグイス:いきなり何言い出すんだよ。
ハル:まさか私達が盗ったとでも?
ミランダ:心外だぞ!
ソロモン王:私は幼き乙女を眺めて愛でる派故、下着など興味はない。
アーサー王:ユキさん。入り口脇にあったこの袋は何ですか?って。どうしました?
ユキ:それは小雪様達の汚れ物の下着を入れてた袋です。
アーサー王:中身空でしたよ。
ハル:(チィ!アーサー王、余計なマネを!)
ウグイス:(これじゃコレクションにしようと盗んだのがバレるじゃねぇか!)
ミランダ:(そもそも誰だ、あんなベタな所に隠したのは!)
ユキ:アーサー王、そのまま持っててくれますか?
アーサー王:こうですか?
空の袋をスキャンするユキ
ユキ:よ〜く見覚えのある指紋があります。ねえ、御三方?
汗が滝のように流れて動揺する3人
ハル:そ、それは・・・
ウグイス:ナ、ナンノコトカシラ〜
ミランダ:さ、さっぱり身に覚えがないなぁ
杏:あんずたちのぱんちゅとったですか?
リタ:とったの?
小雪:しょうじきにいうべ!
雛:ウチらにかくしごとはムダどしゅえ〜。
ユキ:一斉捜索される前に出した方が身のためですよ。もっとも、出しても現行犯でお仕置きしますが♪
それぞれのパンツを出す3人
ユキ:はい、現行犯です。
杏:オシオキです!
リタ:ヘンタイ・そく・だんざい!
雛:かくごしておくれやしゅ〜♪
小雪:オシオキだべ〜!
閻魔の鈴を鳴らす杏、ベルゼブブの指輪を掲げるリタ
杏:ふがくしゃ〜ん!
リタ:マリアンヌおねえちゃ〜ん!
空間の裂け目より現れる富嶽、次元を裂いて現れるマリアンヌ
富嶽:は〜い、良い子の味方、お仕置き執行人の富嶽で〜す♪
マリアンヌ:麗しき幼女の脱ぎたて下着を盗むのはお前等かぁ!
3人:で、出たーーー!
富嶽:杏ちゃん。『やんわりコース』と『ノーマルコース』と『地獄コース』と『トリプルスペシャルコース』どれが良い?
ちびっ子達:トリプルスペシャルコース!
富嶽:は〜い、トリプルスペシャルコース入りました〜♡
マリアンヌ:3名様お仕置き時空へご案内〜♪
ユキ:いつも私1人でお仕置きしてただけに・・・ゾクゾクしてきました♡
3人:お〜た〜す〜け〜!
ソロモン王:主人よ、お土産は買ったのか?
杏:あ、まだです!
アーサー王:では行きましょうか。
ちびっ子達:あ〜い♪
ミシェル:あの子達との旅も良かったけど・・・これでやっと仕事に戻れるっスね♪
液晶モニターに映る総務部長
総務部長:何寝ぼけた事言ってるんですか?まだ仕事に戻れるわけないでしょう。一体どれだけ有給溜め込んでると思ってるんですか。
ミシェル:え〜!まだあるんっスか〜!
総務部長:既に次の旅行先『公安超大国ポリスティア合衆国』のホテルを予約済みです。そして例によってあの子達の親御さんから護衛依頼という名目で継続するよう頼まれております。
ミシェル:そんあぁ。ま、あの子達といるのは楽しいっスけどね♪
総務部長:それと。
ミシェル:ん?
総務部長:次に国であと1人・・・コホン!なんでもありません。
ミシェル:今ものすっごく不吉なワードが聞こえたような・・・。
総務部長:気の所為です。
ミシェル:いや、今確かに『あと1人』って・・・
総務部長:き・の・せ・いです!
後編へ続く・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます