第313話魔王会談(シーラント諸島連合国)
アオイ:ビーストガーディアンズの活躍で6体の巨獣の内5体の異常を鎮め、残るはあと1体となりました。今回はシーラント諸島連合国との仮同盟のための会談が行われるようです。
魔界時間9:00 トワイライト島次元国際空港前
アリス:それじゃあ杏、スサノオ様とハデス様の事頼んだよ♪
杏:あい!おまかせです!
小雪:オラたちもおてつだいするべ♪
リタ:かみさま?かみさまくるの?
ロバート:実際神話でしか聞いた事のない神様を接待とは。
アンナ:大丈夫かしら?心配だわ。
ミシェル:大丈夫っスよ。14天界王様方は杏ちゃん達が目当てっスから。これまで一度も接待に失敗した事ないんスよ♪
ハル:スサノオ様はともかく、ハデス様はわからないですね。
ウグイス:ハデスの姉ちゃんの接待に成功したって話は聞いた事ないしなぁ。
ミランダ:噂をすれば。
璃姫:良いねぇ〜、南国の楽園っていうのは♪
アオイ:彼女は3代目スサノオの
出待ちのファンの黄色い歓声が響き渡る
ハル:ハデス様がいませんね。
杏達の後ろにいたファンが押し寄せる
ウグイス:うお!何だ何だぁ⁉︎
ハル:姫様、ご無事ですか⁉︎
ロバート:リタ!
アンナ:リタ、何処なの? 返事して!
ミシェル:小雪ちゃーん‼︎
璃姫:ごめん、今回は先約があるんだ。
ファン:えーーーーーーー‼︎
一方・・・
杏:ここどこですか。
小雪:どこだべか。
リタ:パパ、ママ、ミシェルおねえちゃんどこ?
寡黙な女性:・・・・・・・迷子か?
杏:あい!まいごです!
小雪:まいごだべ!
リタ:まいごなの。
寡黙な女性:・・・・・随分元気な迷子だな。
杏:おねえしゃんもまいごです?
寡黙な女性:・・・・・・・うむ。
杏:『えらいかみさま』もまいごになるですか?
寡黙な女性:何?何故分かった⁉︎
杏:ゼウスのおじいちゃんたちとおんなじかんじがするです。あんずのカンはよくあたるです!
フレイラ:私はフレイラ、フレイラ・ハデスだ。
リタ:リタしってる。ゆうめいじんはよくへんそうするの。マスコミとかファンをまくの。
小雪:げいのうじんみたいだべ♪
※有名人というより最高位の神の王です
同時刻 大統領官邸 応接室
ヴィオラ:姫様達は上手くやってるでしょうか?
アリス:大丈夫、杏は私の背中を任せられる自慢の妹だもん♪だから分かるんだ、14天界王様達が杏に惹かれるのが。
ヴィオラ:そうでしたね。余計な心配でした♪
ジェシカ:お〜またせ〜♪
ジュリア:先ずはテイオウホエールの件本当にありがとうございました。
ジェシカ:でも、だからといって国土争奪戦争じゃあ一切手加減しないよ♪
アリス:当然そうこなくっちゃね♪
ジュリア:それで、シルフィード王国は我が国の何処をご所望ですか?
アリス:この国の国境、エメラルド諸島。
ジュリア:エメラルドフェンリルの縄張りですか。私達は一向に構いませんが、そのためにはエメラルドフェンリルとも交渉しないといけませんよ?
アリス:その件に関しては大丈夫・・・ほら♪
最高純度のエメラルドリーフを出すアリス
ジェシカ:へぇ!あのエメラルドフェンリルを説得出来たんだ♪
アリス:交渉役に杏を行かせたんだ。ハルの通訳では『他ならぬ命の恩人の頼みだ、断る理由はない。あの姉妹が了承するなら我はそれに準ずるまでとあの姉妹に伝えよ』だって。
ジュリア:エメラルドフェンリル本人から了承を得たなら我が国はその要求受けます。
アリス:じゃあ今度はそっちだよ。シーラント諸島連合国はウチの何処が欲しいの?
ジュリア:我が国が求めるのはサウスバーグ公爵領、『
アリス:彼処の国境海域はカイザークラーケンの縄張りだよ?カントリア王国とシャークハルト共和国との均衡を保つのに必要なんだけど大丈夫?あの2人仲悪いから目を離すと大変だよ。
ジュリア:そこは問題ありません。『秘策』がありますから♪
アリス:そういう事なら良いよ♪
ジェシカ:じゃ、双方オッケーって事で♪ご飯にしよ♡
ジュリア:まったく、姉さんはそれが目当てなんでしょ?
ジェシカ:バレたか。
アリス:バレバレだよ♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます