第298話VSビバロン王国(前編)
AD:本番5秒前!4・3・・・
アオイ:遂に開戦されるビバロン王国戦。互いの領土を賭けて譲れない闘いが今始まります!
魔界時間9:00 OHNテレビ 特設スタジオ
司会:皆さんおはようございます。今回もやってまいりました国土争奪戦争シルフィード王国VSビバロン王国。なんといっても注目は破竹の勢いで連勝中のシルフィード王国!果たして彼の国は過去最強の強豪国ビバロン王国に勝てるのでしょうか。現場と中継が繋がっております。武崎さ〜ん?
同時刻 シルフィード王国VSビバロン王国 戦場
武崎アナ:はい!こちら今回の戦場となる湯流渓谷です。今回実況席はこの様に湯船からお届けしておりま〜す♪
国賓専用観覧席
杏:おっふろ〜♪
久遠:へぇ〜。温泉を観覧席するとは温泉超大国ならではの趣向だね〜♪
アオイ:このお方は3代目『天神』菅原道真こと久遠様。天界宇宙第2位の権力者14天界王であると同時に4宰相の一角科学大臣でもあります。
ダリア:おもてなしする中居さんも美人揃いで文句無し♡
アオイ:こちらのお方は3代目ヘラクレスことダリア・ヘラクレス様。久遠様と同格の14天界王様ですよ。
小雪:ワクワクするなおっとう!
クラウド:そうだな♪
アオイ:この方が小雪ちゃんのお父さん。フローズンダスト連邦大統領のクラウド・アイゼンフリーズさんです。
VIP観覧席
リタ:ミシェルおねえちゃん。あんずちゃんたちは〜?
ミシェル:あそこにいるっスよ〜。
リタ:リタもいくー!
ミシェル:ダメっスよ〜。あそこは関係者以外立ち入り禁止っスから。
リタ:ブーブー!
ミシェル:機嫌直して。ホラ、アリスさんが歌うっスよ♪
リタ:アリスおねえちゃんのおうた♡
湯流渓谷
審判:それでは両国魔王前へ!
橋の中央に転移する2人の魔王
審判:先ずはシルフィード王国側。
ロゼッタ:必ず勝つと信じておりますわ陛下♪
審判:続いてビバロン王国側。鬼岩温泉郷のエリアフラッグと鬼岩エリア領主、
禮:勝利をお祈りしております陛下。
審判:それでは両国魔王それぞれの陣営に戻りオープニングライブバトルの準備を!
両者の歌が始まり決着がつく
審判:オープニングライブバトルを制し、先攻を勝ち取ったのは・・・ビバロン王国!
ビバロン王国陣営の観客席から大きな歓声が響き渡る
シルフィード王国陣営
薫:まさか『あの名曲』をカバーするとは。
アリス:皆んなノリノリだったね♪
薫:喜んでいる場合か?
アリス:ま、ちょっと悔しいけどこれで相手の『対策』が打てるからね♡
審判:それではビバロン王国側、先鋒を前へ!
大橋中央に転移する緑の和装の老人
緑の和装の老人:まさか寄席の高座以外でこんな大舞台に立つ日がこようとはねぇ♪
武崎アナ:あ、ああああああああのご老人はま、まさか⁉︎
風間博士:これは驚きました。人界現代史において良心ランクSSSの最高峰UR級を凌ぐレジェンド級を得た落語界の大物中の大物の1人・・・
武崎アナ:桂歌丸その人だーーーー‼︎
シルフィード王国陣営
薫:桂歌丸、閻魔庁の情報では若かりし頃一度ビバロン王国に来た事があるらしい。まさかビバロン王国陣営に加わっていたとは。これはいきなりマズイ展開だぞ!
アリス:・・・・・大丈夫。まだこっちには『奥の手』がある。
薫:超大国に昇格した事で得た『アレ』か。
アリス:うん。それに向こうにはもう1人『レジェンド級』がいる。でもこっちにもあの人と連なる『レジェンド級』がいる。その時『奥の手』を使えば・・・
審判:それではシルフィード王国側、先鋒を!
アリス:我が国の先鋒はこの人!
再び特設スタジオ
司会:いきなり窮地に追いやられたシルフィード王国。果たしてアリス女王陛下の奥の手とは?ここで一旦CMです!
中編へ続く・・・
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