第274話合流!武闘家小籠
アオイ:ビバロン王国で武闘家小籠さんと合流する事となったリズさんと桃さん。そこに偶然にも元魔法剣士のエリル・サバカンさんにも会えたようです♪
魔界時間16:00 温泉旅館『白泉館』白滝の間
サーニャ:リズ、着きましたよ。彼女♪
リズ:来たか!
蓮:久し振りだな。リズ♪
リズ:お前も元気そうでなによりだ。蓮!
蓮:ここに来て1番の驚きはサーニャがここの女将になっていた事だ。
サーニャ:蓮達が来てる事知ってたら真っ先に招待したかったけど。
蓮:ハレル宮司殿から聞いた。この分だと皆こっちに来てるかもしれないそうだな。
リズ:ああ。これで『聖騎士』以外は全員会っている事になる。
サーニャ:それで今後の事なんだけど・・・ん?ちょっと待ってて・・・はい・・・え⁉︎分かりました。今行きます!
リズ:どうした?
サーニャ:もう1人来たみたいよ♪
蓮:誰だ?
サーニャ:それは会ってからのお楽しみ♪今からここに連れてくるわね。
エリル:リズ!蓮!
蓮:エリルか♪
エリル:久し振りだな蓮♪リズは暫く振りだな。
リズ:ああ、この前会ったな♪
エリル:ネットで女将の名を見た時は同姓同名の別人かと思ったが、まさか本人だとはさっき会うまで思わなかったぞ。
リズ:あ、そうだ。エリル。
エリル:ん?
リズ:あの時聞くのを忘れてたのだが。お前、『聖騎士』の噂を聞いた事はないか?
エリル:あいつか?う〜ん・・・無いな。私達の居た世界と違ってこの魔界宇宙には多くの情報が溢れているが、そういう情報は入ってこないな。
リズ:そうか・・・
蓮:あいつ、魔王を倒すまで本名を明かさなかったから私達も『聖騎士』としか呼びようがなかったからな。
サーニャ:ああ。そうか。桃さんの言ってたメディア超大国グローバリア公国の公王様が情報が少な過ぎるってボヤいてたっていうのはその事なのね。
桃:はい。それこそグローバリア公王の持つ魔王具『万里の見聞録』の弱点の1つ。『人界の聖騎士』だけで調べようとすると物凄い膨大な量の『人界の聖騎士』に関する情報が出てくるから結構時間がかかってるそうですよ。
サーニャ:彼女、本名はおろか。出身も言ってくれないから困ってる・・・あ!
リズ:どうした?
サーニャ:そういえば私、彼女と2人きりになった時リズの故郷の話をしたの。
リズ:いつだ?
サーニャ:魔王討伐の必殺技習得するための修行の時。
エリル:あ〜。あの時か。
サーニャ:その時リズの故郷の国の話をしたらボソッと『懐かしい』って言ってたのを今思い出したの!
桃:リズさん!リズさんの故郷の国のは?
リズ:ア、『アサゲ王国』だが。
桃:焼き鮭に
エリル:特定出来そうなのか?
桃:はい!これで本名もわかる筈です!ちょっとまっててください。私、グローバリア公王のアドレスをシルフィード女王様から聞いてますから!
デバイスの立体映像に映るグローバリア公王
グローバリア公王:何だ!吾輩は今忙しいのだ!
桃:恐れながら公王陛下!例の聖騎士に関する事で進捗が!
グローバリア公王:何⁉︎それを早く言わんか!で?どんな情報だ!
桃:聖騎士の『故郷の国』です!
グローバリア公王:何処だ!
桃:人界の異界No.123宇宙で『アサゲ王国』です!
グローバリア公王:それだけ分かれば大分範囲が絞り込める!それでも日数がかかるが良いか?
桃:勿論です!有難うございます陛下!
グローバリア公王:うむ。ではもう暫し待て。
通話を切るグローバリア公王
リズ:よし!大きく前進だな♪
蓮:だな♪
サーニャ:それはそうとエリル。貴女何故この国に?
エリル:丁度まとまった休みがもらえてな。折角だから温泉旅館とやらに泊まってみたかったのだ。
サーニャ:確かに。私達の居た世界には無い文化ですものね♪
エリル:というわけだ。早速温泉に行ってくる!
サーニャ:ごゆっくり〜♪
部屋を出るエリル
サーニャ:他の皆んなはどうするの?
リズ:折角だ。私達も行こう。
桃:ですね♪
蓮:だな♪
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