第263話総理のグルメInビバロン王国
アオイ:新たな仲間がビバロン王国にいるという事を聞いたミリアさん。着いて早々に『あの持病?』が出るようです。さあ、今回の犠牲者は・・・
魔界時間19:00 ビバロン王国王都テルマエユ 温泉旅館『柚子の華』
『珠の間』
ミシェル:は〜い皆んな〜!お風呂行くっスよ〜♪
3人:や!
ミシェル:またきれ〜いにハモったスね。本当に行かないんスか?いつものお風呂と違う大きなお木で出来たお風呂に〜。
リタ:おっきなきのおふろ・・・
ミシェル:皆んなで流しっこしたり。
小雪:ながしっこ・・・・
ミシェル:お風呂上がりのアイスは美味しいだろ〜な〜♪
杏:ア・・・アイス
ミシェル:もう一度聞くっスよ。お風呂に行くっスか?
3人:いくーーーー‼︎
一方・・・
女将:それじゃあお願いしますね。
清掃員:はい!お任せください‼︎
アオイ:この方は魔界宇宙清掃業界最大手クリーンキーパーズ社の従業員の
功:ナレーターさん流石にごくごく普通のは酷くない?
女将:え?
功:あ。いえなんでもありません!え〜っと。時間毎に男湯・女湯が入れ替わるんでしたっけ。
女将:はい。入れ替わりの際どちらか一方はご利用出来ないようになっていますので先ずは男湯からお願いしますね♪
功:了解です!
一方旅館国賓専用エリア
『四季の間』
ミリア:ここに閣僚候補がいるの?シン姐さん。
シン:はい。
惠:誰ニャ?
シン:今は秘密です。彼女の『用事』が終わる頃に合流する予定です。
コレット:こうやって仲間増やしていくんですね。
ダリア:しかし全員で来て良かったのか?
楓:そうだな。流石に何人か残した方が良かったかもしれないな。
真琴:特に公安大臣のボクが残った方が良かったんじゃない?お姉ちゃん。
ミリア:駄目だよ。今日は親睦を深めるために皆んなで行かなきゃ♪
シン:そうですね。親睦を深めるには国土争奪戦争の参戦権のまだ無い尚且つ、中央政府の保護期間のある今が一番良いかと。良い判断でした総理♪
惠:へぇ。ミリアなりにちゃんと考えてたのニャ。『アレ』がなきゃの話だけどニャ。
ダリア:あ〜『アレ』か。
真琴:『アレ』だね。
コレット:『アレ』?あ。そういえばご飯まだでしたね。この近くにも美味しいお店が沢山あるみたいですね♪
ダリア:あ。
真琴:あ〜あ。言っちゃった。
惠:お馬鹿!今のコイツの前でそれは禁句ニャ‼︎
コレット:え?
ミリア:(そいいえばこの国のご当地グルメってどんな感じなんだろう。・・・それ考えたら・・・お腹が・・・減った)
コレット:ミリアさん?
ミリア:(よし!お店探そ!)
突然部屋を出るミリア
コレット:ちょ!どこ行くんですか⁉︎
ダリア:行けばわかる。
真琴:うん。行けばわかるよ。
惠:確実にエゲツないものが見れるニャ。
コレット:え?え?
惠:ホレホレ。気になるなら早く行かないと見失うニャ〜
コレット:ま、待って〜!
足早に追いかけるコレット
一方・・・
『女湯』
杏:おーーー♪
小雪:おっきいべーーー♪
リタ:すごーーい♪
一斉に走る3人
ミシェル:コラ!走ると転ぶっスよ!もぉ!わんぱくガールズっスねぇ。
『男湯』
功:よし!こんなモンか♪ん?隣は子連れか?母親と子供3人か。
※母親ではありません
功:さ〜って。女将さんに報告して晩飯にする・・・・ん?
『女湯』
桜:お〜!流石魔界宇宙で1・2を争う温泉超大国!見事だねぇ♪
アオイ:初めてここから読む方のために。この方は魔界宇宙最強の傭兵団『黒翼の剣』の副団長で魔界宇宙一のスナイパー。種族はダークエルフですよ♪
桜:紹介アリガト♪
ミシェル:あ!アンタは!
杏:おねえちゃんだれですか!
小雪:えっちいおねえちゃんだべ!
リタ:えっちいの?
桜:いやいやいや!何でそうなるの⁉︎
小雪:おっかあがいってたべ。『ダークエルフはえっちいのよ』って。
リタ:ひ、ひわい。
ミシェル:リタちゃんどこでそんな言葉覚えたんスか。
桜:大丈夫だから!全然エロくないから‼︎
ミシェル:そのエロい身体じゃ。説得力ないっス。
桜:うぅ。小さなレディにエロいって言われるのが一番傷つく。
『男湯』
功:あっちは大変だな。さっ!今度こそ晩飯行くか。
ミリア:(さあ!どこだ!私の胃を満たす店は!)
コレット:どこまで行くんだろ?全然こっちに気付いてないみたいだけど。店を探してる?そうか!こうして直感で名店を探してたんだ!
※大正解
和食割烹『
コレット:ここって!一見さんお断りの超高級和食割烹の白河庵⁉︎
ミリア:(ここだ!私が探していたお店!数ある川魚料理専門店の中で一際違うオーラを放っている!・・・行くならここしかない!)
コレット:は、入っていった!
店員:いらっしゃいませ。何方のご紹介でしょうか?
板長:待ちな!このお客、只者ではない。一見さんはお断りだが。お通ししな。
※ただの腹ペコ大魔王です
店員:は、はい!
板長:アンタ。このお嬢さんの連れかい?
コレット:はい!
板長:じゃ、入んな。
カウンターに通される2人
コレット:隣に居ても気付かないんだ。
板長:注文は?
ミリア:・・・・・・・・・・・・・
コレット:ミリアさん!注文!
板長:待ちな!このお嬢さん、若いのにわかってるね♪無言。それは『俺の得意料理を出せ』って事だ。
※ただ何にするか迷ってるだけです
コレット:流石ミリアさん。それをわかってて敢えて何も言わないんですね!
板長:そういうこった♪アンタは?
コレット:私も同じものを。
板長:あいよ!
ミリアセレクト?『清流鰻御膳』
ミリア:(あれ?注文したっけ?ま。美味しそうだからいっか♪)
コレット:こ、これって!清流鰻⁉︎滅多に市場に出回らない幻の高級鰻!ミリアさんこれがあるのが分かって来たんだ!
※ただの勘です
功:久し振りに来てみりゃ。あの女何モンだ?常連だった親父でさえ出なかった幻のメニューだぞ!
※くどいようですがただの腹ペコ大魔王です
ミリア:(ん〜♡身はふわふわ!脂がしっかり乗っててその上タレと上手く合ってる♪)
コレット:ミリアさん!何かコメント無いんですか?
板長:わかってねぇな〜!お嬢さん。『真の美食家は言葉で語らず』だぜ。あの表情そのものが『この料理への答え』だ。
コレット:成る程!深い。深いですよミリアさん♪
ミリア:(さ・て・と。ここいらで本気。出しますか♪)すみませ〜ん!ここにあるメニューの全部ください♪
板長:な⁉︎
コレット:え⁉︎
功:(おいおいおい。ここの板長は料理を残されるのを一番嫌うんだぞ!それなのにメニュー全部だあ?)
板長:アンタ。本気で言ってるのかい?
ミリア:・・・・・・・・・
板長:(この目。全部喰らう気だ!面白れぇ!)わかった暫く待ってな。
ミリア:(ま〜だっかな〜♪)
※ただ待ってただけだった
30分後・・・・
板長:コイツぁ驚いた!全部綺麗に平らげやがった!
ミリア:この料理は薄味だけど・・・
板長:なんてこった!全部の料理を細かく評価してやがる!
コレット:凄い・・・
功:(ウソだろ。あれを全部平らげやがった! バケモンかおの女!)
ミリア:ご馳走様でした♪お勘定を・・・
板長:フッ。いらねぇよ♪
ミリア:へ?
板長:いいモン見させてもらったからな♪
ミリア:?あ、ありがとうございます。
店を出るミリア
ミリア:いやぁ。気前の良い板長さんだったなぁって!コレットさん⁉︎い、いつからいたの?
コレット:今迎えに来たところです。さ、帰りましょ♪
ミリア:そうだね♪
功:えらいモン見ちまった。さ、戻って仕事の続きしよっと。
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