第10章 癒しの国ビバロン王国
第261話3ロリもぐもぐ珍道中inビバロン王国
アオイ:温泉超大国ビバロン王国。そこは地獄界と1・2を争う魔界宇宙最大級の温泉リゾート国家。国内全ての源泉『
魔界時間9:00 温泉超大国ビバロン王国首都テルマエユ 国際空港
ミシェル:ようやく着いたっス!
リタ:ミシェルおねえちゃん。
ミシェル:ん?何っスか?
リタ:シエルおねえちゃんは〜?
ミシェル:あ〜。またお仕事っスよ。秘書も私の事色々言ってるっスけど。シエルも人の事言えないっスよね〜。
リタ:よね〜♪
同時刻 シエル・朝唯専用機内
シエル:ん?
秘書:どうしました?
シエル:誰か私の噂してたような。
秘書:気の所為でしょう。
再び空港トランスポート前
リタ:ミシェルおねえちゃん。あんずちゃんたちくる〜?
ミシェル:来るっすよ〜♪
リタ:♡
入国2時間前 帝王都サタンヘイルダム 商業エリア レイブンセキュリティ本社
3つのモニターに映る3人
アリス:ごめんねぇ。今回も杏をお願い。
クラウド:ビバロン王との会談があってな。小雪の方も頼む。
シエル:え・・・・・と。リタの方も・・・・本当は物凄く不本意だけどアンタに預けるわ!
現在・・・
ミシェル:(私は託児所じゃないっての!まぁ、この子達は好きだから良いんスけどね)
遠くから聞こえる杏の声
杏:リタしゃーーーん!
リタ:あんずちゃん♡
小雪を連れる鈴華
鈴華:ミシェルさん。今回もこの子をお願いします。
アオイ:この方は鈴華・アイゼンフリーズさん。フローズンダスト連邦のファーストレディですね♪
ミシェル:お任せっス!小雪ちゃんのお母さん♪
小雪:リタちゃん!またよろしくだべ♪
リタ:こゆきちゃん♡
ミシェル:さ、皆んな揃ったところで先ずは旅館に行って荷物置いてからお出かけするっスよ♪
3人:は〜い♪
温泉旅館『柚子の華』
アオイ:ここは国内最大級の老舗温泉旅館。諸外国のVIP御用達の温泉旅館なんですよ♪
杏:ほわ〜!
小雪:こりゃまた。
リタ:おっきい♪
女将:長旅ご苦労様です。皆様お待ち申し上げておりました♪それではお部屋までご案内致します。
客室『珠の間』
杏:ひろ〜い!
小雪:すごいべー!
リタ:きれい♡
猫専用通路から入る猫
猫:にゃ〜ん♪(よこそお嬢ちゃん達♪)
杏:にゃんこー♪
小雪:ニャンコだべ♪
リタ:にゃんにゃん♡
女将:当旅館の看板猫のなつめですよ♪
なつめ:にゃ〜お♪(こりゃまた可愛らしいお客様だね〜♪)
杏:モフモフ〜♡
小雪:ふかふかだべ〜♡
リタ:もふもふ♡
なつめ:にゃんにゃ(ごねんねお嬢ちゃん達。他のお客様のトコ行かなきゃいけないんだよ)
部屋を出るなつめ
杏:いっちゃったです。
小雪:もっとモフモフしたかったべ。
リタ:がっかり。
女将:他のお客様にご挨拶に行ったのでまた会えますよ♪
ミシェル:それじゃお出かけするっスよ♪
3人:おでかけー♪
ミシェル:さてさて、先ずは・・・
リタ:ミシェルおねえちゃん。おかしたべたい。
杏&小雪:お・か・し!お・か・し!
ミシェル:そう言うと思ったっス。良いんスか〜?
3人:ほえ?
ミシェル:この後温水プール行く予定なんだけどなぁ〜。
3人:プール♪プール♪プール♪
旅館北西部プールエリア
3人:おーーーー♪
ミシェル:さあさあ皆んな、水着買いに行くっスよ〜!
杏:みずぎならあるです!
ミシェル:へ?
杏:こっちが〜、こゆきしゃん。
小雪:アリガトだべ♪
杏:こっちがリタしゃん。
リタ:かわいい♡
ミシェル:何で持ってるんスか。
杏:ウグイスしゃんがつくってくれたんです!
ミシェル:私。誰にもプールの事言ってなかった筈っスけど。
物陰から覗くウグイス
ウグイス:はぁ、はぁ、はぁ!う、美しい!天使達の水着姿・・・良い♡作った甲斐があった!アレをこの後アタシが・・・・ウッ!想像したら鼻から冷却水が!
ミシェル:なんか周りが撮影やら始めてるっス。これは早めに行った方が良さそうっスね。おーい!皆んなー!そろそろオヤツに行くっスよーー!
3人:おやつーー♡
脱衣所
リタ:きょうのオヤツはなに〜?
ミシェル:今日のオヤツはこの国の銘菓『
杏:ようかん♡
小雪:オラようかんだいすきだべ〜♡
リタ:ようかんってなぁに?
ミシェル:羊羹っていうのは小豆餡を型に流して砂糖を加えて寒天で固めた蒸菓子って言っても分かんないっスよね。まぁ、要は『プニプニのヒエヒエのあまあま』っスね♪
杏:プニプニの
小雪:ヒエヒエの
リタ:あまあま〜♡
ミシェル:さあ!レッツ〜、もぐもぐ〜!
3人:もぐもぐ〜♡
和菓子店『
店員:いらっしゃっいませ〜!4名様ですね。こちらの席へどうぞどう〜♪
ミシェル:さてと・・・
店員:ご注文は後ほどになさいますか?
ミシェル:あ〜。みんなはどうするっスか?
杏:あんずは〜。ようかん!
小雪:オラも!
リタ:リタも。
ミシェル:それじゃ水蓮水羊羹4つで・・・
3人:それと・・・
ミシェル:(へ?『それと』ってまさか)
3人:このメニューのぜんぶ♡
ミシェル:(おおぅ)
店員:ぜ、全部ですか⁉︎
ミシェル:あ〜。大丈夫っス。この子達ならペロリっスから。
3人:ペロリっスーー♪
ミシェル:私は羊羹とお茶で。
店員:か、かしこまりました!
メニューを眺めるミシェル
ミシェル:国一番の名店に限って『あの人』専用メニューがあるんだよなぁ。
店員:お任せしました〜!
3人:おーーーー♡
ミシェル:(うわぁ。テーブル4つに盛大に並んでる。しかも店員5人がかりで運んできたっス)
3人:いっただきまーーーす♡
リタ:あんずちゃん。ここにもうらめにゅ〜あるの?
杏:あるですよ!
小雪:あるだべ?
店員:ありますよ〜。
ミシェル:(話の流れでなに言ってるんスか)
店員:ですがアレはベルゼブブ公爵様専用メニューでして。
ミシェル:(やっぱここにもあるんスね)
杏:たべたいです!
小雪:たべたいべ〜。
店員:ですが、これは・・・
リタ:マリアンヌおねえちゃんがいいよっていったらいいの?
店員:え?ええ。ベルゼブブ公爵様が良いって言えば勿論お出ししますが。
ミシェル:(ま、まさか)
ベルゼブブの指輪を掲げるリタ
リタ:マリアンヌおねえちゃーーーーん!
空間の裂け目から現れるマリアンヌ
マリアンヌ:呼んだ?
ミシェル:(本当に来た)
リタ:リタたちおねえちゃんのおかしたべたいの・・・ダメ?
マリアンヌ:・・・・・・・・・・・・・・・・
ミシェル:(いくらリタちゃんの頼みでも駄目に決まって・・・)
マリアンヌ:良いに決まってるじゃな〜い♡
3人:わ〜い♪ありがと〜。おねえちゃん♡
マリアンヌに抱きつく3人
マリアンヌ:し・・・・・幸せ♡
ミシェル:(ま、本人が良いなら問題無しっスね)
店員:ではこちらへどうぞ。直ぐにご用意致します。
全員移動する
ミシェル:(あ〜。うん。想像はしてた。してたけど・・・)
目の前に見える超巨大羊羹
ミシェル:デ、デカーーー‼︎
店員:ベルゼブブ公爵様専用裏メニュー『
3人:おーーーーー♡
ミシェル:う、上が見えない。
マリアンヌ:それじゃあ皆んなで〜!
4人:いっただまーーーす♪
ミシェル:見てるこっちが胸焼けしそうっス。
一方・・・
ウグイス:ぐっ、ぐふふふ♪さあ!この水着を〜・・・
使用済み水着を被ろうとした時ウグイスの肩を力一杯掴む富嶽
ウグイス:あ〜ん?誰だぁ?アタシのお楽しみを邪魔する奴・・・ゲッ!富嶽⁉︎
富嶽:貴女の部屋、調べさせて頂きました。もう。お分りですね?
ウグイス:ヒィ!
富嶽:お・し・お・きタ〜イム♡
ウグイス:いやーーーーーーー‼︎
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