第251話女王アリスの休日

 アオイ:流石に本編を進めないといけませんよね。皆さんもそう思いません?


 カンペを出すAD


 アオイ:え?まだ尺があるからアリス女王の休日を覗く⁉︎休日くらいそっとしといてあげましょうよ〜。え?最近主人公なのに出番が少なくなってきてるから本人のOKが出てるですって?う〜ん。まぁ、本人が良いって言うなら。魔王少女物語251話スタートです。


 魔界時間4:50 首都アイリス クラウディア城内 女王私室


 ヴィオラ:おはようございます陛下。


 アリス:うん。おはようヴィオラ姐さん。・・・ねえ。最近私の出番。少な過ぎな気がするんだけど・・・


 ヴィオラ:最近杏姫の人気が上昇気味ですからね。でも大丈夫ですよ!・・・きっと。


 アリス:ヴィオラ姐さ〜ん。こっち見て言おうか〜。


 5:10 朝食


 アリス:今日はご飯に味噌汁、納豆に焼きシャケ♪


 ヴィオラ:見事なまでに和食ですね♪


 アリス:和食は良いよ〜。この上ない健康食だからね〜♪


 ヴィオラ:では陛下。本日陛下は休日ですが、何かご予定は?


 アリス:う〜ん。午前中は王国軍の皆んなに混じって訓練かな。


 ヴィオラ:休日くらいもっとゆっくりなさっては如何ですか?


 アリス:日々の鍛錬だけは欠かしたら駄目だよ。ヴィオラ姐さんもどお?手合わせしてくれる?


 ヴィオラ:陛下には遠く及びませんが、お手合わせお付き合いします♪


 アメリア:なら私も付き合おう♪


 アオイ:長らく登場してないので忘れがちですが、彼女はアメリア・ブレットさん。天界宇宙中央政府直属特務機関シャドーエンジェルの元部隊長。今は第2秘書ですよ。


 ヴィオラ:・・・・・チッ!


 アリス:相変わらず仲悪いなぁ。じゃあどっちか勝った方が私と手合わせするっていうのはどお?


 ヴィオラ&アメリア:乗った!


 8:00 軍務省北部訓練場


 兵士:うお!す、凄いですね!


 アリス:まぁ、どっちも互角だからねぇ。


 兵士:この・・・うおっと!凄まじい激戦の中よく呑気にお茶飲んでられますね・・・・うお!


 アリス:そお?日々の鍛錬の賜物だよ〜。


 兵士:我々も・・・危な!陛下くらい・・・うおっと!鍛錬を・・・あ痛!重ねたら・・・イテテテ!なれますかね・・・うお!


 アリス:そうだね〜。


 兵士:あ。相打ちですね。


 アリス:2人ともまだまだだね〜♪


 兵士:陛下が強すぎるんですよ。


 アリス:そんじゃ、始めよっか♪


 12:00 都内食堂


 アリス:おばちゃ〜ん!いつもの♪


 おばちゃん:あいよ〜。女王様はいつもの天蕎麦だね♪


 観光客:ブーーーー!じょ、女王様⁉︎


 おばちゃん:そうだよ〜。ウチの女王様はいつもこの時間国中を回ってらっしゃるからね♪私服って事は今日は休みかい?


 アリス:うん♪


 おばちゃん:前の休みの時は寝ぼけてジャージで来てただろ♪


 アリス:もぉー!おばちゃんそれは言わない約束でしょ!


 おばちゃん:あら、そうだったかしら?ま、細かい事気にしなさんな♪そういやあの子はどうしたんだい?今日は貰い物だけど饅頭あるのに。


 アリス:あの子今トレイント共和国で接待してるんだよ。


 おばちゃん:この前来てたあの黒髪の綺麗な姉ちゃんと爺さんかい?


 観光客:(この国の姫君が接待した黒髪の綺麗な女性と老人といったら絶対アマテラス様とオーディン様だ)


 アリス:ううん。また別の神様。あの子なんだか神様達に凄い人気あるみたいで。


 おばちゃん:杏ちゃん可愛いからね♡


 アリス:自慢の妹だよ♪あ、おばちゃんご馳走さま!お代ここ置いとくね♪


 おばちゃん:あいよ!また来とくれ♪



 17:00 クラウディア城内 休憩フロア『和みの間(夏色)』


 アリス:夕日が綺麗だねぇ。あの子ちゃんとやってるかな?


 ヴィオラ:フフ♪


 アリス:ん?


 ヴィオラ:あいえ、姫様ならちゃんとやってますよ♪


 アサギ:その姫様ですが。間接的ではありますが、ベルゼブブ公爵様とお友達になられたようで。


 アリス:ちょ!え⁉︎何がどうなってそういう事になるの⁉︎


 詳しい経緯を話すアサギ


 アリス:あの子のコミュ力はまさに天性だね。


 アメリア:良い後継じゃないか♪


 アリス:それを決めるのは杏本人だよ。ま、欲を言えば杏にならこの国を任せても良いかなって思ってる♪


 アメリア:ならば良い手本にならないとな♪


 アリス:うん!頑張るよ♪















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る