第249話3ロリのもぐもぐ珍道中

 アオイ:ゲンさんかっこよかったですねぇ♪・・・ん?


 カンペを出すAD


 アオイ:『ここでもう1つ新シリーズが始まります』?さて、どんなお話でしょう?それでは魔王少女物語249話スタートです♪


 ミシェル:やあ。人間の皆さん。ミシェル・ウスバッタっス。私は今、物凄い光景を目の当たりにしてるっス。きっかけは3時間前に遡るっス。


 3時間前 境界時間 15:00 4界境界次元空港ターミナル


 シエル:いーやーよ!何でアンタにリタちゃん預けなきゃいけないのよ!


 ミシェル:アンタがこの後出張って知ったからスよ!シエルはいっつも出張先で呑むでしょうが!普段公私ともにスーパーエリートなくせに酒が入った途端に残念美人に変身するっスから尚更一緒に行かせるわけにはいかないっスよ!


 秘書:総帥。そろそろお時間です。それではミシェル様。リタ様を宜しくお願いします。


 シエルの襟元掴んで引きずる秘書


 秘書:駄々こねてないで行きますよ!


 シエル:リタちゃーーーーーん!


 ミシェル:まったく。どうせ行き先一緒なのに。


 リタ:シエルおねえちゃんおしごと?


 ミシェル:そうっスよ〜。でも同じトコ行くからまた会えるっス。それまでお姉さんと一緒に行くっスよ♪


 リタ:うん。


 2時間後 現在より1時間前 次元鉄道超大国トレイント共和国首都ステーショナリア


 ミシェル:さてと。無事引き継ぎ終わったし。時間余ったからシエルお姉ちゃんのお仕事終わるまでお菓子食べに行こっか♪


 リタ:おかしーーー♡


 ミシェル:お!元気出たっスね♪じゃ、ジュース買ってくるっスからここでいい子にして待ってるっスよ〜♪


 リタ:うん!リタ、イチゴミルクがいい♪


 ミシェル:あいよ〜♪


 自販機に向かうミシェル


 小雪:おっとう・・・どこさいっただか。


 アオイ:この子の名前は小雪・アイゼンフリーズ。雪と氷の鉱物資源超大国フローズンダスト連邦大統領クラウド・アイゼンフリーズさんの娘さん。雪女族で、年齢は30歳(人界換算3歳)リタちゃんと同い年ですね♪


 小雪:おんや?おめさまいごだべか?


 首を横に振るリタ


 リタ:ミシェルおねえちゃんまってるの。


 小雪:そうだべか〜。オラもおっとうまってるだ!


 リタ:おっとう?


 小雪:おっとうはおっとうだべ!


 ミシェル:ほ〜い。リタちゃんお待たせ・・・って!1人増えてる。


 小雪:おお!ミシェルおねえちゃんっておめさだっただか!


 ミシェル:お久し振りっス。


 リタ:ミシェルおねえちゃん。おっとうってなぁに?


 ミシェル:お父さん。パパって事っスよ♪


 リタ:こゆきちゃんのパパまってるんだ。


 小雪:んだ!・・・あ!おっとう!


 クラウド:ちゃんと待っててくれたな。偉いぞ♪


 アオイ:この方こそ、フローズンダスト連邦の魔王。クラウド・アイゼンフリーズ大統領。小雪ちゃんのお父さんね♪


 小雪:えへへ〜♪


 クラウド:ん?君は・・・おお!レイブンセキュリティ社の!その節は世話になったな。


 ミシェル:いや〜。お仕事っスから♪それはそうとクラウドの旦那の目的はティーゼル大統領との会談っスか?


 クラウド:ああ。今からな。本来その間妻が小雪を見てくれるのだが。どうしても外せない用事があってね。娘を連れて行けない所だからどうしたものかと困っていたところだ。


 ミシェル:それなら私が預かるっスよ♪


 クラウド:本当か!それは有難い♪どうか宜しく頼む。


 ミシェル:了解っス!


 大統領官邸行き専用列車に乗るクラウド


 ミシェル:さて。これからお菓子食べに行くところだったっスけど。一緒に行くっスか?


 小雪:おかしだべか〜♡オラもいくべぇ♪


 ミシェル:よ〜し!それじゃ。しゅっぱー・・・・およ?


 杏を連れてくるクロノス


 ミシェル:あれ?クロノス様?


 クロノス:これから此奴こやつと野暮用で行かねばならん所があってな。そこは子供を連れて行けるような場所ではないのだ。元中央政府軍務省の将軍であった君なら大体の察しはつくだろう?


 アオイ:このお方は天界宇宙最高権力者のNo.2である14天界王西洋神サイドの1柱である刻の神王クロノス様。今は身分を隠して来ているのですよ。


 ミシェル:了解っス。


 杏:よろしくです!ミシェルおねえちゃん!


 ミシェル:は〜い♪ヨロシクっスよお姫様♪


 クロノス:では宜しく頼む。


 4番ホームへ歩いて行くクロノス


 小雪:これからリタちゃんとオヤツタイムだけど。あんずちゃんもいくだか?


 杏:いくでーーーす♡


 ミシェル:それじゃあ。レッツゴー!


 3人:ゴー♪


 15分後 メインストリート内スイーツショップ『スターライトパティスリー』


 ミシェル:ここっス♪


 3人:おーーー♪


 店員:いらっしゃいませ〜♪4名様ですか?


 ミシェル:そうっス。


 3人:そうっス♪


 店員:それではこちらのテーブルへどうぞ〜♪


 ミシェル:今日はリタちゃんがいるからいくら食べてもタダなんっスよ〜♪


 3人:おーー♡


 アオイ:魔界での人間の待遇は『良心ランク』の高さで決まります。リタちゃんはSSSなので全ての施設、公共料金、飲食代等全てがタダなのですよ〜♪リタちゃんから友達と認定されればお連れさんもタダになります♪


 店員:そちらのお連れ様はお友達ですか?


 リタ:うん!みんな・・・ともだち♡


 店員:かしこまりました♪それでは只今よりお連れ様も全品無料とさせて頂きます♪


 そして現在・・・


 ミシェル:(うん。確かに私はどれだけ食べてもタダって言ったっス・・・でも・・・)


 小雪:おいしいべ〜!


 杏:おいしいです!


 リタ:・・・・おいしい♡


 ミシェル:(食べ始めて僅か10分で1人ホールケーキ3つずつ完食って。どんな胃袋してるっスか⁉︎)


 小雪:ここのおススメはなんだべか?


 隣のテーブルから声をかけるフローラ


 フローラ:『ショコラプリン』よ!


 小雪:じゃ。それ3つおねがいだべ♪


 2人:おねがいだべ♪


 ミシェル:(まだ食う気っスか⁉︎)


 5分で完食


 杏:つぎなににするですか?


 そっと手を挙げるリタ


 リタ:バケツ・・・プリン♡


 ミシェル:(ちょ!この店のバケツプリンは普通のバケツプリンの5倍はあるっスよ⁉︎さ、3人で1つスよね?ね?)


 リタ:1人・・・一個♪


 杏:お〜♪


 小雪:きまりだべ!


 ミシェル:(おおぅ)


 店員:お客様は如何致します?


 ミシェル:コ、コーヒーと。チーズケーキ。


 店員:は〜い・・・・フッ♪


 ミシェル:(私。店員に鼻で笑われたっス。私がおかしいんスか?)


 ※いたってマトモです。


 5分で完食


 ミシェル:(これも5分っスか)


 小雪:つぎはなににするだか?


 杏:あんずしってるです!お店には『うらめにゅー』っていうのがあるです!ねえしゃまがいってたです!


 ミシェル:(なに余計な事吹き込んでるんスか女王様は!)


 リタ:てんいんさん。このおみせ。うらめにゅーある?


 店員:裏メニューではありませんが。似たようなのでしたらありますよ♪


 ミシェル:(あるんかい!)


 小雪:それはなんだべ?


 店員:『ベルゼショコラ』です。


 ミシェル:(んな!ベルゼショコラってまさか!)


 店員:魔界宇宙貴族4公爵のお一人。マリアンヌ・ベルゼブブ公爵様専用メニューです。


 ミシェル:(やっぱりーー‼︎)


 小雪:たべたいべ〜♡


 杏:たべたいです!


 リタ:たべたい♡


 ミシェル:(待て待て待て!ベルゼブブ公爵様がブチ切れたら国が滅ぶ!駄目っす!絶対断るっスよーーー‼︎)


 店員:すみませんお客様。これはベルゼブブ公爵様専用メニューとなっておりまして・・・


 涙目の上目遣いで店員を見つめる3人


 店員:・・・無いと知れればベルゼブブ公爵様がお怒りになるので・・・


 3人:だめ?


 ミシェル:(頑張れ店員!負けるな店員!堪えろ店員!この国の命運はアンタにかかってるっス!)


 店員:・・・・・お客様のご希望を・・・ましてや良心ランクSSSのお客様のご注文をお断りしては『漢』が廃る!


 ミシェル:(なに勝負師の目になってるっスか!それにアンタも女でしょ!)


 店員:お任せください!3人分ご用意しましょう!


 ミシェル:(あ〜・・・とうとう言っちゃったっス。ま、ベルゼブブ公爵様が来てないだけでも幸運・・・ん?)


 マリアンヌ:いつもの頂こうかしら♪


 ミシェル:(・・・・オワタ)


 店員:申し訳ありません公爵様。ベルゼショコラはたった今品切れになりまして。


 マリアンヌ:・・・・・・・・・あ?


 ミシェル:(うおーーーーい!何いきなり火にガソリンぶち込んでるんっスか!)


 マリアンヌ:これは・・・私専用だって・・・言ってあったよなぁ?


 ミシェル:(マズい!あれは確実にキレる)


 店員:ご注文したのは・・・あちらのお三方です!


 ミシェル:(なに幼気いたいけな子供達に怒りの矛先向けさせてるんっスかーーー!)


 マリアンヌ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ミシェル(こ、殺される!本気でキレた公爵様は私でも止められないっス)


 マリアンヌ:・・・・・・・ス


 ミシェル:(ス?)


 マリアンヌ:スペシャルプリチーーー♡


 ミシェル:(え?)


 マリアンヌ:んも〜!何で最初っからそう言わないの♪


 店員:サプライズでございます♪


 ミシェルの前に来るマリアンヌ


 マリアンヌ:そこ。良いかしら?


 ミシェル:え?あ、ハイどうぞっス。


 ミシェルの席に座るマリアンヌ


 マリアンヌ:店員さん。紅茶を一杯♪


 ミシェル:え?何も注文しないんスか?


 マリアンヌ:何言ってんの!スーパープリチーガールズのもぐもぐシーン以上のスイーツなんてあるわけないじゃん!


 ミシェル:で、ですよね〜。(緊張のあまり忘れてた。この人も超が付くほどの変態ロリコンだった)


 店員:お待たせた。ここでは大き過ぎるのでこちらの専用ルームへどうぞ♪


 ミシェル:へ?


 案内された先にそびえるチョコレートケーキの城


 3人:おーーー♡


 ミシェル:デ、デカーーー‼︎コレ1つで軽く一軒家の3倍位の大きさがあるっスよ!


 3人:いっただきまーーーす♪


 ミシェル:み、見てるだけで胃もたれするっス。


 マリアンヌ:眼福眼福♡


 ミシェル:ハイハイ。そりゃ良かったっスね・・・・それにしても。杏ちゃんと小雪ちゃんは兎も角。リタちゃんよく入るっスよね。


 マリアンヌ:う〜ん。人間にしてはよく食べ・・・・あ!リタちゃ〜ん!ちょっとこっちおいで〜♪


 リタ:ほえ?


 マリアンヌの前に来るリタ


 マリアンヌ:あ〜。やっぱり。リタちゃんコレ。誰に貰った?


 指輪を見つめて話すリタ


 リタ:・・・・おばあちゃん。


 マリアンヌ:そうか。あの子大事に持っててくれたんだ♪


 リタ:これおねえちゃんのなの?


 マリアンヌ:そうだけどそれあげる♪それで私を呼べるからいつでも呼んで。リタちゃん苛める悪い奴は私が・・・・・ブチのめしてあ・げ・る♡


 ミシェル:なに怖い事サラッと言ってるんスか!


 杏:リタちゃんはやくくるです!


 小雪:なくなるべよ〜!


 マリアンヌ:行ってらっしゃい♪


 リタ:うん!


 ケーキに走って行くリタ


 ミシェル:本気で完食する気っスかあの子達。


 ミシェル:嗚呼!眼福♡


 ミシェル:アンタは黙ってるっス!











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