第216話素朴な疑問
アオイ:前回はお恥ずかしいところをお見せしましたね。さて、この物語を読んで気付いた方もいるのではないでしょうか。え?何に気付いているかって?それはこの後わかりますよ♪
魔界時間9:00 王都アイリス グラスト王国大使館
アリス:杏のお使いの手伝いありがとね♪
アナスタシア:杏ちゃんこんなトコまでお使い出来るなんて偉いねぇ♡
アリス:ま、過保護なSPと専属メイドの陰ながらのフォローがあったからだよ。
アナスタシア:それはそうと話変わるけど。
アリス:ん?
アナスタシア:ホント今更でごくごく素朴な疑問なんだけど、アリスの城って何て名前なの?
アリス:あ〜・・・うん。アレ私が建てたんじゃないんだよね。私が魔王になった時『最初からあった城』なんだよね。
アナスタシア:最初から?
アリス:うん。そうだよね。ヴィオラ姐さん。
ヴィオラ:はい。詳しいことはわかりませんが、元々あった城を中央政府が大々的にリフォームしたと聞いています。
アリス:そうらしいね。
ヴィオラ:城内を管理する専属の部署があるのですが、彼女達でさえ全体を把握しきれてないようで。
アリス:あれだけ大きいと開かずの間の1つや2つありそうだよね。
ヴィオラ:一概にNOとは言い切れません。陛下の仰る通りあるかもしれません。
アナスタシア:リフォーム云々抜きであの城築年数どれくらいあるんだろ?
妲己:アレは築4000億年だ。
アリス:4000億年⁉︎って、妲己ちゃん何でここに?
妲己:あぁ。
アリス:そういえば妲己ちゃん小説家さんだったね。
アナスタシア:他の年上の女性の愛称は『姐さん』なのに妲己様だけはちゃん付けなんだな。
アリス:うん。本人が気に入ってるから♪
妲己:うむ。無駄に畏まられるよりは俄然好きな方だな。
アリス:で。妲己ちゃんあの城の名前知ってたりする?
妲己:え〜・・・っと・・・何だったかなぁ・・・あ!思い出した。『クローディア城』だ!
アリス:クローディア城?
妲己:旧クラウント王国初代女王クローディア・クラウント1世の名前を城の名前にしたそうだ。官民両方に好かれ城を築城する際、民衆のたっての希望でクローディアを城の名前にしたそうだ。
アリス:へぇ〜。
妲己:もっとも、クローディア本人は恥ずかしがって嫌がっていたそうだがな♪民衆がそれだけ慕っている証拠と知り渋々GOサインを出したそうだ。
ヴィオラ:国の名前を決める時の陛下にそっくりですね♪
アリス:うん。アレは恥ずかしかった。
アナスタシア:そんな事あったんだ。
アオイ:詳しくは『第2話その国の名は・・・』をご一読ください♪
アナスタシア:じゃあこれからも城の名前はクローディア城でいくの?
アリス:うん!あの城のお陰で色んな出会いがあってこれからも良い出会いがあるだろうからね。あのお城を建てたクローディアさんに感謝を込めてね♪
アナスタシア:確かに♪
妲己:うむ。であればこれからもクローディア城でいくか♪
アリス:うん!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます