第213話杏はじめてのお使い
アオイ:アクガリタル国がバイセン共和国と同盟を結ぶ中シルフィード王国では杏姫が人生初のお使いをするみたいですね♪
魔界時間8:03 王城 女王自室
杏:おつかい?
アリス:そうだよ〜。この書類をアナの居るグラスト王国大使館まで届けてほしいの♪
杏:ねえしゃまいそがしいですか?
アリス:うん。杏前々から私のお手伝いしたいって言ってたでしょ?
杏:あい。
アリス:だからお手伝いしてもらおうかなぁって思ってね♪出来る?
杏:あい!
杏の頭を撫でるアリス
アリス:偉いよ杏。それでこそ私の妹♪
杏:あい〜♪
ハル:恐れながら申し上げます!姫様は未だ30歳(人界年齢換算3歳)流石に早過ぎるかと。
ミランダ:残念だったなハル♪さ、行きましょうか姫様。
ハル:ぐぬぬ!
アリス:ミランダ姐さんもだ〜め。それじゃお使いの意味ないでしょ?
ミランダ:で、ですが!
杏:ハルしゃんもミランダしゃんもおるすばんです!
2人:ひ、姫様〜!
アリス:それじゃ、頑張ってね♪
杏:あい!
部屋を出る杏
ミランダ:だ、大丈夫でしょうか?陛下。
ハル:気が気じゃありません!
アリス:う〜ん。じゃあ、杏に気付かれないように見守るなら良いよ。
2人:ほ、本当ですか!
アリス:杏は私の本気の尾行にも気付くくらい勘が物凄く鋭いから気を付けてね。
2人:はっ!
30分後 王都アイリストランスポートステーション 転移ゲート前
杏:う〜んと・・・・アナしゃんのいるところは・・・なんてかいてあるのかむつかしくてわかんないです。
同時刻ステーション内警備室
ハル:行政特区外交エリアですよ!
ミランダ:まさかここまで離れないといけないとは・・・流石です。姫様!
再び転移ゲート前
杏:こういう時は誰かに聞くです!あ、あのひとがいいです!
黒髪の女性:何かお困りですか。お嬢ちゃん♪
警備室
ハル:何だぁ?あの女〜!姫様に馴れ馴れしい!
ミランダ:あの女・・・何処かで・・・あ‼︎あの女・・・いや、『あのお方』は!
ハル:誰?
ミランダ:あ、あああああ『
ハル:え⁉︎
ミランダ:かなり変装しているが間違いない!
ハル:天界宇宙東洋サイド最高権力のアマテラス様が何であんな所に⁉︎
ミランダ:私が知るか!
転移ゲート前
杏:これがむつかしくてよめないです。おしえてほしいです!
アマテラス:これはね、行政特区外交エリアって書いてあるのよ♪
杏:ありがとうです!
アマテラス:フフ♪どういたしまして♡
杏:おねえしゃんはおでかけですか?
アマテラス:あ〜・・・うん。まぁそんなところね。
杏:じーーー。『めがみしゃま』がうそついちゃだめです!
アマテラス:え⁉︎(参ったなぁ。噂には聞いてたけど、ここまで勘が鋭いなんて)実は秘密のお仕事なの。だから内緒に・・・ね♪
杏:あい!しんせつにおしえてくれたから。だれにもいわないです!
アマテラス:アリガト♪
20分後 行政特区外交エリア グラスト王国大使館
杏:こんにちは〜!
アナスタシア:はぁい。
杏:ねえしゃまからのおとどけものです!
アナスタシア:有難う♪
杏:じゃ、おうちかえるです!
アナスタシア:気を付けてね〜♪
杏:あい!
門前で待つ2人
杏:ふたりとももうきたですか?
ハル:そろそろ着く頃と思いお迎えにあがりました♪
ミランダ:さ、帰りましょう。姫様♪
杏:こっそりついてきたのしってるです。
2人:(ちゃっかりバレてる)
杏:じゃ、かえるです。
2人:はい!
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