第204話総理のグルメ ライコウ皇国(前編)

 アオイ:アリス女王様は会談を終え帰国。今回は200回突破を記念したスペシャルエピソード。普段顔を合わせない3人が主役の様ですね♪


 魔界時間11:30 ライコウ皇国 首都サンヨウ


 御来光通り


 アオイ:ここはライコウ皇国のメインストリート。その先には剣城山がそびえ立ち、元旦には一切人通り無く、そこに初日の出の光が差す事から『御来光通り』と呼ばれてるのですよ♪


 シン:無事に同盟締結出来ましたね。


 惠:ま、ウチの総理大臣が人当たりが良いからニャ♪


 ミリア:2人はこの後どうするの?


 シン:私は先先代の皇王様に挨拶を。


 惠:あ〜。見た目がこんなだからすっかり忘れてたニャ。シンは4000億歳の超絶BBAだった・・・


 惠にコブラツイストをキメるシン


 シン:正確には3999億9999万9940歳です。どうかお間違え無きよう。


 惠:ギ、ギブギブギブ!し、死ぬ〜!


 ミリア:ホント懲りないなぁ。で?惠はどうするの?


 ぐったりしながら息絶え絶えに喋る惠


 惠:と・・・特にやる事無いからミリアに付いてくニャ。


 ミリア:もうこんな時間かぁ。この匂い嗅いでたら・・・


 同時刻 晴天神宮前


 豪快にお腹が鳴るリズ


 桃:ヒトの食べておいてまだお腹空くんですか?


 リズ:さっき巫女から小籠包の説明聞いてたら・・・


 同時刻 黒耀銀行サンヨウ支店前


 秘書:あの顧客どう考えても頭取に踏んでほしい顔でしたよ。踏めば良かったのに。


 エリカ:勘弁してよ。わたしはSじゃないって!


 秘書:私はゾクゾクしますが?


 エリカ:アンタの方がよっぽどSじゃない。


 秘書:では私はこの後の後処理がありますので。


 エリカ:じゃ、時間になったらホテルでね。


 秘書:くれぐれもドMなオトコ連れ込んでプレイしないように。


 エリカ:しないわよ‼︎


 サンヨウ支店に入る秘書


 エリカ:はぁ。まったくあの子は。っと、もうこんな時間かぁ。なんか・・・


 3人:腹が・・・減った。


『ミリアサイド』


 ミリア:(よし!店をさがそ!)行くよ!惠!


 惠:ちょっと!どこ行くニャ⁉︎


『リズサイド』


 リズ:『あの店』行くぞ!


 桃:え〜!また食べるの〜?


『エリカサイド』


 エリカ:(確か御来光通りが飲食店街だったわね。よし、行くか!)


『ミリアサイド』


 ミリア:(う〜ん。私のお腹は今和食って気分じゃないんだよなぁ。)


 惠:お昼食べるのかニャ?私はあそこのお店が良いニャ。って、聞いてるニャ?


 ミリア:(ライコウ皇国に来たなら精進料理専門店か中華がど定番!でも私の胃袋の気分は俄然、中華一択!)


 惠:何かいつものミリアじゃないのニャ。


『リズサイド』


 桃:ねぇ、どうせなら精進料理っていうのも食べてみようよ〜!


 リズ:駄目だ!巫女から貰ったパンフレットをザッと見たがアレでは私は満たされない!


 桃:何かキャラ変わってない?


『エリカサイド』


 エリカ:(サッパリ精進料理も好みだけど、今はガッツリ食べたい気分!なら迷わず中華ね♪)


 ライコウ国民A:やはりこの国で中華だったら『天欄食堂てんらんしょくどう』以外考えられないだろう!


 ライコウ国民B:そうだな。あそこの餃子と小籠包は絶対食べない奴なんていないさ!


 エリカ:(そういえばサンヨウ支店の支店長も似たような事言ってたわね・・・よし!天欄食堂で決まりね♪)


 天欄食堂前


 3人:(ここが天欄食堂!)・・・え?


 中編へ続く・・・








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