第203話桃の取材
アオイ:皆さん前回チラッと桃ちゃん達が来ていたの気付きました?そう、今回は桃ちゃん達にスポットを当てますよ♪
魔界時間12:00 『
リズ:今回取材するターゲットは晴天神宮宮司にして経済大臣のハレルだったな。
桃:ターゲットって・・・まぁ、うん。そうだね。
リズ:アポはとっているのか?
桃:勿論アポはとってるよ。それにしてもリズさんって順応早いよね。ちょっと前までカルチャーショックで右往左往してたのに。アポだなんて業界用語使ってるし。
桃の餃子をとって食べるリズ
桃:あー!私の餃子ーー!
リズ:なんだ、食べてないからてっきりお腹いっぱいかと思ったぞ。
桃:うぅ、リズさんってもしかして家族多い方じゃないですか?
リズ:よくわかったな。姉が1人と妹2人の4人姉妹だ。
桃:やっぱり。一人っ子の私は美味しいものは最後にとっておく方ですけど、リズさんトコは競って食べるでしょ?だから自然と人のをとっちゃうんですよ、
餃子を頬張るリズ
リズ:ほ〜ん。
桃:ほらリズさん行きますよ!
30分後 晴天神宮
ハレル:お待ちしておりました。
桃:今日は宜しくお願いします。
リズ:・・・・・・・!
桃:どしたの?
リズ:ハレル殿、貴女相当な手練れですね。その筋肉のつき方からして足技を得意とした武人とお見受けする。
桃:え?え?
ハレル:流石ですね。人間にしておくには勿体無い程の観察力。お見事です♪
リズ:それにこの気配。『あいつ』がいる。
桃:あいつ?
リズ:ハレル殿、もしやここには私以外に人間がいませんか?
ハレル:ええ、かつて人界で魔王と戦ったという戦士の方がここで修行をしております。魔界の真の姿を知り、剣を捨て心身を鍛えたいと。
桃:もしかしてもしかしなくてもお仲間さん?
リズ:ああ。名は蓮・小籠だ。
桃:・・・・小籠包。何でリズさんもそのお仲間も食欲そそる名前なんですか。帰りに買って食べよっと。
リズ:勿論私の分もあるのだろう?
桃:リズさんはさっき私の餃子とったからナシです!
リズ:食べ物の恨みは怖い・・・か。
ハレル:フフ♪残念ながら蓮さんは今7日間の瞑想に入るので会うことが出来ませんが、『もしも私の仲間の誰かが来るような事があればこれを渡す様に』と預かっているものがあります。
1通の手紙を差し出すハレル宮司
リズ:これは・・・手紙?
アオイ:手紙にはこう書かれてるの。『魔王との激戦の後に現れたあの大穴。皆落ちたから必ず魔界に居る筈と信じこの手紙を書く。もしもここに訪れる事があるなら私は修行に集中したい故、先にビバロン王国に行かれたし。 蓮・小籠』
リズ:ビバロン王国?
桃:ビバロン王国は地獄界と肩を並べる魔界宇宙1の温泉地。そこの王様のチョースケ・ビバロン王は稀代の名君で有名な方なんですよ♪
リズ:私に魔法使いの
桃:とうとうチーズフォンデュが出た。ホント皆んなお腹空く名前ばっかり。
リズ:そうとわかったら行くぞ、ビバロン王国!
桃:先ずはお仕事から!
ハレル:フフ♪では外交省に手配して引き留めておくようビバロン王国側に打診しておきましょうか?
リズ:本当か!
桃:お手数おかけします。
巫女に話をするハレル宮司
ハレル:彼女が連絡しておきますので取材を始めましょうか。
桃:はい。お願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます