第188話7番目の遺跡
アオイ:無限金庫から出てきた旧クラウント王国の遺跡図。そこには6つの遺跡が載ってたのだけど、7番目の遺跡はどこにも載ってなかったようなの。それじゃあ新たに発見された遺跡というのは何でしょうね。
魔界時間12:50 王城 休憩フロア 『和みの間(春色)』
アリス:それにしても、昨日の杏達の解決した事件といい。袋井一派が芋づる式に捕まるよね。
レイラ:そりゃ、白い小箱の情報だからね♪
アリス:結局のところ白い小箱って何なんだろ?4000億年間無限金庫にあったにも関わらず現代の事件まで事細かく記録されてるし。
レイラ:どうもコレ、12冊の創世の書の一冊『閻魔帳』と同じ素材でできてるみたいなんですよ。
アリス:そうなの⁉︎
レイラ:ただ、本物の閻魔帳じゃないから白い小箱にあるリストの神族とその関係者そしてその子孫しか記載されないようなんですよ。
アリス:だからアイツ等必死になって取り返そうとしてたわけね。
衛兵:あの〜。
レイラ:この衛兵さんは?
アリス:そんじょそこいらの衛兵とはわけが違う。遺跡と言えばこの方というくらい。遺跡の報告には必ず彼が来る。それで?
衛兵:はっ。例の地下トンネル工事で発見された例の地下遺跡なんですが。クルーガー科学相の推測通り、地層の年代から旧クラウント王国建国以前のものの様です。
アリス:いつ頃のものなの?
衛兵:それが、いつ頃建設されたのかは不明で。更に建材は見たことのない素材で出来てる様で。ただ、保存状態から最低でも5000億年以上は経ってるらしいです。
アリス:5000億年⁉︎
レイラ:5000億年以上となると、4界宇宙創世時代以前。ビッグバン以前のものと考えるべきですね。
モニターに映るソフィア
ソフィア:どうやら衛兵君の報告を受けたようだね♪
アリス:ソフィア姐さん。この遺跡。何の目的で建設されたか判る?
ソフィア:調査の結果。多くの居住スペースがあった事からおそらくマンションか何かの集合住宅だと考えられる。未だ全部調査したわけじゃないから推測の域でしかないけどね。
アリス:でも好奇心を刺激されるでしょ?
ソフィア:当然だよ♪未だ謎のヴェールに包まれている4界宇宙創世時代以前の文明を知る絶好のチャンスだからね!
レイラ:今からそっち行って調査に合流してもいいですか?もしかしたら情報端末があるかもしれない♪
ソフィア:良いよ。来な♪
レイラ:あざーーっス!姐さん♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます