第189話袋井耀蔵
アオイ:アリス女王様と仲間達の活躍により袋井一派の要人達のスキャンダルが次々に発覚して逮捕者続出。まさに入れ食い状態ね♪どうやらとうとう彼の耳に入ったようね。
天界時間20:00 天界宇宙中枢天王界 料亭『天の河』
静かな料亭に響く鹿威し
秘書:お二方。ここに呼ばれた理由。判りますよね?
ビル:は、はい。
ジョン:も、勿論でございます。袋井先生。
耀蔵:ここ数ヶ月で我が同胞の逮捕者が続出し。昨日も4界警に身柄が拘束されたそうだな。彼処での逮捕はか〜な〜り痛いぞ。
ビル:おっ、仰る通りです!
ジョン:それもこれも、あの白い小箱が悪魔共の手にあるのがいけないのです!
秘書:貴方達には落ち度はないと?
ビル:と、当然だ!
秘書:例の告発文書のあるトレーズタウンが差押えられたそうですが。貴方の所の支店長のギャンブル依存症が原因で起こったと聞きましたが?
耀蔵:なんだと!それは本当か⁉︎
ビル:フッ、何をいうかと思えば。アレは『偽物』ですよ。本物は別にあります。奴等では『絶対に気付かれず、手に入れられない場所』にね♪
耀蔵:ほぅ。
ジョン:あの支店長ならいつかはこうなると想定済みで、こういう事もあろうかと既に移しておいたのです。
耀蔵:つまり、奴等は今頃偽物と知らずに勝った気でいるという事か。滑稽かつ愉快愉快♪
ビル:まさにその通り!今から裁判が愉しみですよ♪
ジョン:我等を追い詰めたと止めを刺す瞬間偽物と判った奴等の絶望する顔。早く見とうございます♪
耀蔵:そういう事なら良いだろう。
立ち上がる耀蔵
耀蔵:私はこれで失礼する。ご苦労だった。
ビル&ジョン:わざわざのご足労有難うございました!
耀蔵:うむ。
転移して料亭を後にする耀蔵
ビル:ふぅ〜!
ジョン:い、生きた心地がしなかった。兄さん。アレは?
ビル:発信機は動いてない。無事のようだ。
ジョン:どうする?この場は偽物という事にして凌いだけど。バレるのも時間の問題だよ!
ビル:判ってる!どうにかしないと。
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