第178話続・告発文書

 アオイ:白い小箱から見付かった告発文書の在り処。レイラさんは原紙の確認のために天界に向かうようですね。


 魔界時間10:00帝王都サタンヘイルダム 帝王都国際空港出発ロビー


 レイラ:見送りあんがとね♪


 ディアナ:何で自家用艦で行かないの?


 レイラ:袋井一派の本拠地に潜入するんだよ。目立ってどすんの。


 ディアナ:まぁ、そりゃそうだけど。


 アナウンス:新魔界次元航空444便エンドルド共和国行きは間もなく搭乗のお時間となります。搭乗手続きがお済みでないお客様は至急搭乗手続きの後3番搭乗口へお急ぎ下さい。


 レイラ:あ!そろそろ行かなきゃ。


 ディアナ:気をつけてね。


 レイラ:あいよ〜♪


 足早に搭乗口に向かうレイラ


 ディアナ:大丈夫かしら。


 天界時間21:00 天界宇宙天王界 エンドルド共和国首都 トレーディア国際空港


 レイラ:到着〜・・・って暗っ!そっか。魔界との時差の関係でこっちは夜だったね。え〜っと、トランスポーターはっと・・・あ!あったあった♪


 トランスポーター操作パネルを操作するレイラ


 レイラ:現役時代ならチョチョイとハッキングすれば一発だけど。折角許可証持ってるからコレ使おう。・・・え〜っとぉ『この区域は国際法により現在立ち入り禁止区域です。当地の管理者である妖魔銀行朝倉善影ようまぎんこうあさくらよしかげ頭取の許可証をお持ちの方はここにご提示下さい』か。ホイっと♪


 許可証をパネルにセットするレイラ


 レイラ:それじゃ!トレーズタウンへ〜Go!


 天界時間21:10 トレーズタウン市街地


 レイラ:ありゃ〜・・・閉鎖された街とは聞いてたけどホント誰も居ない。


 ホテルの前に立つレイラ


 レイラ:ここかぁ。今夜の宿泊先は。


 支配人:お待ちしておりました。レイラ・A・壱宮様ですね?お部屋へご案内します。


 レイラ:は〜い♪


 デバイスで通話するレイラ


 ディアナ:着いた?


 レイラ:うん。朝倉頭取がここの支配人と従業員を用意してくれたみたい♪


 ディアナ:そ。先ずは一安心ね♪


 レイラ:ヒトを子供扱いして〜!


 ディアナ:実際アンタはネットの事と仕事以外はまるで子供じゃない。


 レイラ:うっ!


 ディアナ:旧大金庫の方は明日よね?


 レイラ:そうだよ。何で?


 ディアナ:アンタの事だから着いた途端になんて事もあり得るから。


 レイラ:そこまで子供じゃないわよ!


 翌日 天界時間9:00 旧大金庫前


 レイラ:はぁ〜!こうして見ると大きい♪さて、パスワードはっと。


 大金庫内のセキュリティを全て無効化するレイラ


 レイラ:今後の事も考えてセキュリティは完全に殺したらアウトだから一時的なものにしておかないとね・・・・お!あったあった♪


 告発文書の内容を確認するレイラ


 レイラ:うんうん。データにあった内容と寸分違わず一致してる♪後はもしもの時に備えてちょっと細工してっと☆


 再び告発文書を戻すレイラ


 レイラ:これで良しっと!


 デバイスで通話するレイラ


 レイラ:ディアナ?今終わったから明日朝一の便で帰るね。


 ディアナ:明日?


 レイラ:ちょっと気になる物見つけたから。それと、ディアナのセキュリティは信じてるけど、あんま長く話してると盗聴されるかもだから念のため切るね♪


 ディアナ:わかった。気を付けてね。








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